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マルチコアで多機能高音質な『Sound Blaster EVO ZxR』を試してみた

2013年12月09日 18時30分更新

Sound Blaster EVO ZxR

 外で気軽に使えるワイヤレスヘッドホンが欲しいなと思っていた僕ですが、そんな人にうってつけのヘッドホンがありました!! そのヘッドホン『Sound Blaster EVO ZxR』を借りることができたので、一週間使用した感想をまじえて紹介します。

 先日発売された、クリエイティブメディア社のSound Blaster EVOシリーズフラグシップモデル『Sound Blaster EVO ZxR』。この多機能なヘッドホンは“SB-Axx1マルチコアオーディオプロセッサー”を搭載しており、このプロセッサーでヘッドホンのサウンドエフェクト機能やボイスコミュニケーション、ノイズキャンセル機能などを楽しめます。しかも、Bluetooth接続のほかにUSB接続、アナログ接続など用意されており、スマホやPCに限らず使えるのも◎。

 試しに2時間つけて電車に乗ってみましたが、首への負荷はまったく感じられませんでした。また、着け心地も良く、メガネ越しに長時間つけても耳が痛くなることは無かったため、電車でも快適に動画を楽しめました。バッテリー駆動で8時間使えるので、丸1日は使えますね。さすがにヘッドホンなので、大きさはそれなりにあります。ですが専用ケースが付属し、傷などは気にせずバッグの中に放り込めるので、持ち運びはそこまで苦にならないハズ。

専用ケースが付属
iPhone5と比較

Sound Blaster EVO ZxR 

直販価格:2万9800円
 インターフェース:ワイヤレス、USB2.0、アナログ(3.5mm)
 Bluetooth:2.1+EDR
 対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
 オーディオコーデック:SBC、aptX、AAC
 通信距離:約10m
 ドライバーユニット:50mmフルスペクトラム
 周波数特性:20Hz~20kHz
 音圧感度:102dB/mW
 マイク:デュアルアレイ
 アクティブノイズキャンセル:搭載
 対応OS:iOS 5.0以上、Android OS 2.2以上、Windows8(RT除く)・7・Vista、MacOS 10.5.8以上

 新品開封直後は、音声エフェクトがオンになっています。素の音を知るためにオフにして聴いてみたところ、低音から高音までクセのないバランスのとれた音づくりの機器だなと感じました。

 さまざまな音声エフェクトで自分好みの音を作れる“SBX Pro Studio”(以下SBX)機能は、ミュージック、ムービー、ゲームとプリセットされており、特にムービーは低音を重視したセッティング。臨場感があり、迫力重視の音なので、アクション映画やホラー映画を見るときに合っていました。再生時のエフェクトはヘッドホン本体で処理しているので、パソコンやスマホなどサウンドソースと関係なく好みの設定を維持したまま切り替えられます。

豊富なエフェクトで動画もさらに楽しく
Sound Blaster EVO ZxR

 パソコン、スマホ用に用意されたSBXのアプリを使えば自分好みの音に設定できるのも特徴です。
・Crystalizer
・Dialog Plus
・Smart Volume
・Surround
・Bass
の5つの要素から構成されており、そこなわれた音を最適化する“Crystalizer”は全体がハッキリと、“Dialog Plus”はアニメや映画のセリフがハッキリと聴こえました。音量を自動調整する“Smart Volume”によって映画の急激な音の変化も聴きとりやすく快適になります。

Windows
Sound Blaster EVO ZxR
iOS
Sound Blaster EVO ZxR
Android
Sound Blaster EVO ZxR

 このSBXはヘッドホン右についているボタンで簡単にオン/オフできます。オンにしている最中でも、アプリからの設定変更はリアルタイムで反映されるので、スムーズに自分好みの音をつくれてラクチン。

SBXボタンで即座にオン/オフ
Sound Blaster EVO ZxR

 NFCを使ったBluetoothのワンタッチペアリングに対応していて、NFC搭載スマホとの接続も楽々。また、Bluetooth機器2台までBluetoothの接続を維持できる“マルチポイント”対応で、例えば、1台のスマホは音楽再生用でのんびり聞くときに繋げ、もう1台のタブレットはウェブブラウジングしていてYouTubeなどで、おもしろそうなものを見つけたときに、音楽をいったん停止して観るということもできて便利!!

 Bluetooth接続だけでなく、4極アナログ接続、USB接続に加え航空機用アダプターも付属しています。ヘッドホン本体の充電が切れても、4極アナログでマイク機能も含めたヘッドセットとして使えるのは嬉しいところです。また、ノートパソコンを携帯している人なら、USB接続でつないでしまうこともできるわけです。

ワンタッチで楽々NFCペアリング
Sound Blaster EVO ZxR

 さらにさらにアクティブノイズキャンセル機能もあり、家の中だとエアコンの排気音など、外では電車の音が軽減され、集中して音楽を聴いたり動画を観られます。

 ただ、アクティブノイズキャンセル機能を使っていて周りの音を確認したい、なんてときにいちいち外すのは面倒ですよね? そんなときのために、ヘッドセットを外さず周囲の音が確認できる“トークスルー”機能も組み込まれています。アクティブノイズキャンセルがオンのとき、ヘッドホンをしたままでもボタンひとつで周囲の音を聞け、再生中の音楽や動画の音声がミュートされるので、電車のアナウンスを聞いたりなどで役に立ちました。

 この2つの機能もSBX同様、本体右のANCボタンとTTボタンで即座に切り替え可能です。

左:ノイズキャンセルボタン      右:トークスル―ボタン
Sound Blaster EVO ZxR

 通話に使うマイクも、集音性の高いデュアルマイクや、電源オンの際は常時有効になっている"CrystalVoice"のFocus機能、Acoustic Echo Cancellation機能が効いているようで、快適に通話できます。

 "CrystalVoice"にはFXと呼ばれるボイスチェンジ機能があり、いきなりロボット声で応答して相手をびっくりさせるなんてこともできちゃいます。着信を取るときは本体右の真ん中のボタンを押せばいいだけでラクチンですね。

 また、ノイズリダクション機能で、自分側のノイズをさらに低減したり、インノイズリダクション機能で電話相手の声をさらにクリアーにしたりと、ボイスコミュニケーションに利用するには、相当強力なヘッドセットです。

CrystalVoiceでボイスコミュニケーションを強化
FX
FX機能は通話中にも使えます
Sound Blaster EVO ZxR

 ヘッドホンとして十分すぎる機能を備え、さらに使いやすくするためのさまざまな機能を搭載。通話で使うことも想定して快適に作られているこの『Sound Blaster EVO ZxR』、ぜひ1度試してください!!

●関連サイト
クリエイティブメディア
Sound Blaster EVO ZxRページ
 

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