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話し言葉を理解し答えてくれる 新しいGoogle音声検索を発表

2013年11月29日 17時00分更新

 Googleは新しい“Google音声検索”の提供を開始した。Android 4.1以上、iOS 6.0以上のスマートフォン、タブレット。デスクトップではChromeブラウザーで利用できる。使うには検索アプリを最新のものにアップデートする必要がある。

 Androidでは検索ボックスの右側にある“マイク”のアイコンをタップして音声検索を起動、そのまま話しかけて利用する。話し言葉をそのまま理解し、Google検索で適切な結果を表示する。また検索結果を音声で読み上げてくれる。

 以前の音声検索との違いは自然文での検索が可能なこと。ただ音声検索といえど、特別な検索、会話ができるのではなく通常のGoogle検索の入力を音声でアシストしてくれるものだ。

Google音声検索
Google音声検索

 本日、記者説明会が行なわれ、Googleの徳生健太郎製品開発本部長が登場した。

 Google検索は11月末までの今年だけでも650以上の機能の改善、追加が行なわれてきた。その改善、Googleの検索の進化のもとには、ラリー・ペイジが取り組んでいる、“完璧な検索エンジンは、ユーザーが 本当に知りたいことを理解して、ユーザーが欲しい情報を的確に返すものだ。”というビジョンがある。

Google音声検索

 完璧な検索エンジンというビジョンが示す進化の方向性のもとに開発されたサービスとして今回、話し言葉で検索ができ音声で返してくれる“音声検索”と、ユーザーの行動を予測し検索しなくても適切な情報を表示する“Google Now”の2つが紹介された。自然で直感的な検索を可能にするための最初の一歩と説明する。

Google音声検索
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 発表会では生活の中で“音声検索”がどう生かせるか、セットで実際にデモが行なわれた。なんと徳生氏自らが、エプロンを着けてキッチンに立ち音声検索でケーキをつくるデモも……。実際にはつくりませんでしたが。

Google音声検索

「ブッシュドノエルとは」と検索すれば、ブッシュドノエルの説明のほかにレシピを表示。途中メレンゲのつくり方がわからなければ、「メレンゲのつくり方の動画を見せて」で検索、メレンゲのYouTube動画が検索表示された。レシピの中で“シノワ”というわからない用語があれば、「シノワの画像見せて」と検索、画像検索でどのようなものかがわかった。

Google音声検索
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 箱根へのドライブで音声検索を生かそうという、どこかでみたことあるネタ(関連サイト)ですが……。

 出発前は「箱根の天気は」で天気を検索、到着すれば「箱根の観光スポットを教えて」と周辺情報を表示できる。

Google音声検索
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 ユーザーの行動を予測し検索しなくても適切な情報をカードで表示する“Google Now”は、Android 4.1以上のスマートフォンとタブレット、iOSの“Google検索”アプリで利用できる。

 パリ旅行というシチュエーション。飛行機のフライトはGメールに送られた“航空会社からのフライト情報”から引き出し、自動的に表示。ホテルへの移動は、旅先ながら終電の情報まで表示してくれる。今回新規に発表するものはなかったが、今月も遅延情報を追加した。順次、表示できるカードは増えているという。

Google音声検索
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 会場にはマイクのアイコンをしたケーキも。思わず検索したくなるという美味しそうな料理も振る舞われた。

Google音声検索
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 参加したガチ鈴木も会場のデモ機で検索してみました。「マリノスの順位は」と聞くと、当然1位と、しっかり最新情報を検索してくれました。

(2013年11月29日訂正:タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正いたします)

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