みなさん、こんばんは。MacPeople編集部、元編集長の吉田でございます。短期集中連載の5回目は今回は大幅に改良されたマルチモニター環境を紹介します。
モニターなんて2台も持っていないという方もいらっしゃると思いますが、液晶モニターは数万円と激安の時代ですので、自宅に外付け用のモニターを追加してみてはいかがでしょうか。作業効率が劇的に進化しますよ。HDMI入力が可能な液晶テレビがあるなら、Apple TVを追加するだけでマルチモニター環境が完成します。
では、さっそく機能をチェックしていきましょう。MacのThunderbolt(Mini DisplayPort)に接続した外部モニター、もしくはApple TVに接続した液晶テレビがあれば、図のようにメニューバーから選べます。ここでは、後者の接続環境で紹介していきます。「Apple TV」を選んでみましょう。
すると、「iMacをミラーリング」「デスクトップを拡張」というメニューが現れます。前者は、現在使用しているマシン(iMac)の画面をそのまま外部モニターに映す機能です。プレゼンなどで使えますね。
次に「デスクトップ拡張」を選んでみましょう。こちらは、外部モニターに別のデスクトップ領域を表示するモードです。つまり、デスクトップの領域が広くなるわけです。
「デスクトップ拡張」にすると、内蔵/外付けのそれぞれのモニターを「システム環境設定」の「ディスプレイ」パネルで調整可能です。フルHD対応テレビの場合は、1080p、720pなどが選べます。図では、2560×1440ドットというフルHD以上の表示解像度も選択可能です。
「システム環境設定」の「ディスプレイ」パネルにある「配置」タブでは、2台のモニターのデスクトップの位置関係を調整できます。
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従来のマルチモニター環境では、メニューバーはメイン画面にしか表示されないため、操作のたびにメイン画面に戻るという手間がありました。Mavericksでは、各モニターにメニューバーが表示されるようになります。メイン画面以外のメニューバーは半透明になります。
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メニューバーだけでなく、Dockも全モニターに表示されます。ただし、Dockの位置が下の場合のみです。なお、いずれかのモニターでDockを表示させると、ほかのモニターのDockは自動的に隠れます。
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もちろん、各モニターでデスクトップピクチャーを変更できます。
さて、ここで紹介した内容を含め、OS X Mavericksだけでなんと150ページ超もの特集記事を、気合いだけで作り上げたMacPeople 12月号が10月29日に発売されます。MacPeople編集部が全身全霊をかけて制作した渾身の1冊です。これさえ買えば、Mavericksを乗りこなせるはずです。
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