最近ソニーのデジカメがおもしろい。
超高級コンパクトデジカメの『サイバーショットRX1』は、とにかく素晴らしいというウワサだ。
が、この場所で高性能を求めただけのカメラを紹介してもイマイチ。そこで、私が今回セレクトしたのが、『サイバーショット DSC-QX100』、ソニーが出した革新的製品だ。
見た目が一眼レフカメラのレンズだけというこのデジカメ。横にはシャッターボタンとメディアの挿入口があり、バッテリーを内蔵している。液晶やファインダーはない。その代わりにスマホのアプリをWiFi経由で連動させ、スマホを液晶として利用できる仕組み。
設定は超簡単。専用アプリとカメラとリンクするだけ。シャッターボタンはスマホのカメラアプリと同じ感じだけど、デフォルト設定でシャッター音が鳴らないことにちょい違和感があった。画像の美しさは、さすがに一眼レフ並みである。
ただ、WiFi接続のため、いちいち専用アプリで接続ボタンを押さなきゃいけなかったりするのがちょっとめんどう。撮影した映像も、WiFi経由でスマホに転送されるので若干のタイムラグを感じる。
だが、アイデアは秀逸。確かに、現在ならスマホと連動させた方が操作もサクサクと動くはずだろう。そう考えたら、課題は近接無線通信技術がもっと熟れていくことだ。iBeaconのような低消費電力の近接無線通信技術が普及してくると、こういうデバイスも変わってくるのかもしれない。
■今週のガジェット■
『Cyber-shot DSC-QX100』
レンズ型のデジカメ。有効画素数は2020万画素、レンズは光学3.6倍ズーム。単体での撮影も可。
↑実際に試作品をお借りして、使ってみた。スマホをデジカメのコントロールデバイスとして活用していくというのは、いいアイデアかも。
発売 ソニー(関連サイト)
予想実売価格 5万5000円前後(10月25日発売予定)。
■今週の近況■
ついにネットでの医薬品販売がスタート
アマゾンが、ついに医薬品のネット販売を開始した。日本での事実上の薬ネット販売解禁に向けて、ネット通販の巨人が動いたというわけだ。
アマゾンの即日配送はかなり強力な武器になると思われ、常備薬の分野では、今後圧倒的な地位を占めることになるだろう。
でも、「ほら見たことか、外資系企業に独占される」的なことを言い出す政治家とか出てきて、またネット販売の規制に向かうことだけはやめてほしい……。。
※この連載は週刊アスキー2013年10月29日号(2013年10月15日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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