10月8日、ベルサール秋葉原にて、2013年富士通PC秋冬モデルの発表会が行なわれました。会場中央で大々的にデモが行なわれていたのが、12.5インチ(1920×1080ドット)の防水2in1タブレット『QH77/M』。Core i5-4200U搭載なので、ファンが必要なのですが、特殊設計でなんと水没しても動作します。
ただし、あくまで滑って落としてしまったときのためのもので、水中での使用を約束するものではありません。
筆圧1024階調で、“かすれ”や“払い”もしっかり表現できるスタイラスペンを内蔵できます。もちろん手の腹を置いたままで書けるので使いやすいですね。ペンは内蔵できます。
もうひとつの防水タブレット、10.1インチ(2560×1600ドット)の『QH55/M』はAtom Z3770搭載で15.5時間駆動とのこと。
ユニークなのが、市販のアルコール除菌シートなどで拭ける”対薬品対応”。手でつねに触るものだから、きれい好きの人にはうれしい仕様です。
14インチで3200×1800ドットのウルトラブック『UH90/M』は、実物を見るとやはり薄い!262dpiと超高精細なので写真などの表示に向いています。
こちらもIGZO搭載で221dpiなビジネスモバイル『SH90/M』、DVDドライブなどを着脱できる“モバイルマルチベイ”にバッテリーを装着すれば、なんと約21.1時間駆動。本当にACアダプターを持ち歩く必要がなくなりますね。企業向けモデルk『S904/H』ではベイに70ルーメンのプロジェクターを内蔵したデモを行なっていました。
企業向けウルトラブック『U904/H』はオプションで”手のひら静脈センサー”を搭載可能。センサーの上6センチのあたりで認識させます。これまで同社はUSB接続のセンサーを開発・販売していましたが、PCに初搭載しました。
スタンダードノートの『AH/WH/QH』シリーズはNFCを搭載。背面は一部のカバーをとってネジを2本外せば開けられるように改良し、個人でも掃除がしやすくなっています。
多くの製品に採用されている液晶面のガラス『Dragontrail』のデモ。硬質なだけでなく、粘りが強い性質をもち、変形しても割れないのが特徴です。
一体型『WH77/M』のヒンジを発見。床とほぼ平行になるまで液晶面を倒すことができます。
スキャナー『ScanSnap』のメニューからクラウドサービス『My Cloud』に取り込む機能を追加。My Cloud自体はタッチでの画像修正機能や、ローカルネットワーク上の動画や画像ファイルなどの一元管理機能が追加されています。
3波対応ネットワークテレビチューナー『FMV-NTV1』に録画した番組は、2013年12月から、My Cloudの機能として外出先から視聴できるようになるとのこと。Windowsだけでなく、AndroidやiOS端末にも対応しています。
そのほかMy Cloudの機能として、カーナビ『ECLIPSE Zシリーズ』でスマホ画面をミラーリングして、カーナビ側でコントロールするデモも見られました。
意外(?)と尖ったPCが多い富士通。各社新製品の発表が続きますが、なかなかおもしろい存在なのではないでしょうか。
■関連サイト
富士通
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります