10月6日、東京・ベルサール秋葉原と秋葉原UDXにて電撃文庫のファン感謝イベント“電撃文庫 秋の祭典2013”が開催された。秋の祭典は電撃文庫ファンに向けた、小説世界やメディアミックス世界をより楽しんでもらうための毎年恒例の一大ユーザーイベント。毎回全力の本イベントだが今回は電撃文庫創刊20週年を迎えた年。20週年記念にふさわしいビッグな展示や発表を多数用意し、総来場者数は前年を約1300人上回る7万7947人が訪れた。秋の祭典2013がどれほど力が入ったイベントだったのか、その内容をお伝えしていきましょう。
■等身大パネルがお出迎えのイラスト展示
ベルサール秋葉原会場2階ではイラストやグッズ、パネルと中心とした展示物で電撃文庫のノベル作品の魅力を紹介。入口の通路では等身大パネルが来場者をお出迎えです。インデックスが2人いるのは20週年記念のサービス増量中だから……(震え声)。
ライトノベルの魅力はなんと言ってもキャラクター。2階の展示スペースは美麗なイラストを集めた“創刊20週年ギャラリー”からスタートです。今年4月から10月に刊行された新刊の表紙を集めた“カバーイラストギャラリー”と、2006年から度々開催されてきた“電撃文庫ぶっちぎり! フェア”用に描き下ろされたイラストが大集合。ぶっちぎり! フェアのイラストは当時のイチオシ作品が思い出されていいですね。
■気になる作家陣のお部屋紹介
続いては作品を作り出す作家陣。イラストレーター陣の仕事部屋やお気に入りアイテム等を紹介する“電撃文庫作家の世界”。文筆家の部屋は資料や本が山積みの汚い部屋を連想しがちだが(失礼)、電撃文庫の作家陣は意外とキレイな仕事部屋です。部屋以外の場所でも執筆できるからか、やはり圧倒的にノートPC派が多いです。中にはゲーム用デュアルディスプレーPC+執筆用ポメラ(蝉川タカマル先生)という思い切った執筆スタイルも。
■海外版の電撃文庫もあるよ
電撃文庫の海外翻訳版が手にとれたインターナショナルなコーナー。国が違えば言葉も違うし、本の綴じる方向まで異なります。そんな中でも漢字でタイトルが書かれた中国語版は、何となく意味が理解できた気になる謎の安心感あり。ハングル版『はたらく魔王さま』のタイトルは“バイトする魔王さま”的な意味に翻訳されていて、日本版よりもストレートなニュアンスですね。
■フィギュアやグッズも大量展示!
電撃文庫関連のキャラグッズやフィギュアを一挙に展示。今回の展示では『ソードアート・オンライン』や『とある科学の超電磁砲S』など近年アニメ化された作品だけ集められているが、それでもこの展示量に!
■人気作家陣のコラボ作品
電撃文庫の最新情報や短編ノベル多数連載する隔月刊の小説雑誌『電撃文庫MAGAZINE』のコーナー。ライトノベル最前線からお届けするのは人気作家の選り抜きストーリー&イラストコラボパネル。ストーリーの文章量は多く、パネル展示ながら読み応え有り!
■電撃文庫の20年すべて詰めた巨大イラスト&色紙!
2階展示フロアーで最も場所を占有していた目玉展示は、『キノの旅』のイラスト担当、黒星紅白先生が描いた“20周年記念 人気キャラクター集合イラスト”。幅約12メートルの巨大タペストリーに描かれたキャラクターは52人。1作品から1キャラの登場でも多くのファンが知ってる52人のエース級キャラが集まるところに20年の積み重ねを感じます。
さらに電撃文庫と縁のある作家陣、漫画家・イラストレーター陣、声優陣によるお祝い色紙も250枚以上展示。ビッグな集合イラストと色紙をカメラに収めようと、長蛇の列が途切れることなく続いてました。色紙を一枚一枚を詳細に見たい人は電撃オンライン渾身のギャラリー記事からチェックです。
■見た目よりずっと健全? な小部屋
どう見てもアダルトグッズコーナー然とした恒例の“ひみつの小部屋”も復活。お色気要素はライトノベルに必要不可欠だから仕方ないよね。電撃作品の水着、下着、セミヌードシーンを、小説だけでなくコミカライズ版やアニメ版からも集結させた力の入れ具合です。
■未来の作家をみつける電撃大賞&電撃学校大賞
小説作家、イラストレーターの登竜門といえる“電撃大賞”の歴代受賞リストを公開。受賞作品のタイトルや応募総数の推移グラフから作品傾向や注目度の増加などが見えてくる。電撃大賞第20回限定で併設された“電撃学校大賞”は、同一学校のグループで参加できる二次創作コンテストで、作品形式は小説以外でも構わないという自由なもの。展示されていた最終選考作品もボイスノベルやジオラマなど意外なジャンルの作品でした。
■今期アニメ化2作品の特設コーナー
10月よりテレビアニメが放送開始された『ゴールデンタイム』と『ストライク・ザ・ブラッド』の2作品を特設コーナーにて大プッシュ! 原作情報からアニメ版の絵コンテやサイン入り台本などを大公開。秋の祭典ではこの2作品を覚えてから帰路について欲しい。午後にはUDXステージにて初発表されたPS VITA版ゲーム『ゴールデンタイムVivid Memories』の初回限定盤の特典“加賀香子 1/8水着フィギュア”のサンプルをいちはやく追加展示。見よ、すばらしいプロポーション!
■関連グッズ物販&最新ゲーム試遊
ベルサール会場1階は電撃屋と出展12社による電撃文庫の関連グッズ物販とゲーム試遊スペースで、物販はイベント開始直後から150分待ちの待機列という大盛況ぶり。試遊できたゲームはセガより来春稼働予定の2D対戦格闘アーケードゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』。電撃文庫のキャラクターが多数登場する本作で、秋の祭典バージョンはシャナ、高坂桐乃、アスナ、御坂美琴の4キャラが選択可能できたテスト版。今週末の10月11~13日にはクラブ セガ 新宿西口とセガ秋葉原1号館にて6キャラ使用バージョンでのロケテストがあるので、遊び足りなかった人はそちらもチェックだ。
■コンパニオンさんもコスプレ総動員
イベントに華を添える電撃キャラのコスプレコンパニオンさんはもはや各種イベントでお馴染みの光景。コンパニオンさんから楽しく配布物を貰って記念撮影する、これも電撃イベントの楽しみかたのひとつ。イチオシ2作品から早くも姫柊雪菜(ストライク・ザ・ブラッド)と加賀香子(ゴールデンタイム)に扮するコンパニオンさんが参加です。
配布物のひとつ、秋の祭典やアキバの戦利品の運搬に便利なビッグサイズペーパートートバッグ。ジサトラアキラも配布のお手伝い。トラマスクはしておらず、残念。
■熱気あふれるUDX会場のステージイベント
秋葉原UDX会場では『ゴールデンタイム』と『ストライク・ザ・ブラッド』の第1、2話をテレビ放映より先がけて楽しめる“先行上映シアター”、物販コーナーの“電撃屋支店”、そして大人気アニメ作品のキャスト陣を迎えた“ステージイベント”を開催。
ステージイベントでは声優陣に直接会えるほか、ほぼ毎ステージで何かしらの新情報が飛び出すため歓声が途切れることなく続く熱気あふれる空間に。各ステージの内容は追って紹介します。
■関連サイト
電撃文庫 秋の祭典2013
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