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「目の前のこと」ではなく「少し先」を――Webストラテジスト 菊池崇

2013年11月14日 11時25分更新

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 世界トップレベルのWebクリエイターが集うカンファレンスイベント「Web Directions」の日本版オーガナイザーを務めるWebストラテジストの菊池崇さんに、「大切にしている自分ルール」や「ルールについての考え方」をお聞きしました。

車輪の再発明の先にしか成功はない――角川アスキー総研 西村卓也

「目の前のこと」ではなく「少し先」を勉強する――。

 私が大切にしているルールです。

 きっかけになったのは、かつて米国に留学していたときのこと。
 60歳を過ぎてから投資の勉強を始めた知人の親御さんが、円安の到来を見越して投資した資金を2倍に増やしたことでした。

 少し先を勉強をすることで、他人との大きな差が付く。このことに気がついた私は、仕事でも常に「少し先」を意識するようになったのです。
 つまりは、コトラーの言うところの「先行者利益(First Mover’s Advantage)」を狙う、ということですが、私はこのルールによって、かつて従事した自動車関連の仕事や、現在のWebの仕事で成功を収めることができました。

 今年7月に新しいWebデザインの潮流について記した技術書『レスポンシブWebデザイン』を上梓しました。すでにレスポンシブWebデザインについて紹介している本はいくつもありましたが、今日を見据えて、早い時期から取り組んできたからこそ、類書とはひと味違う内容が書けたと自負しています。

 

菊池 崇(きくち たかし)

Webストラテジスト。
世界トップレベルのWebクリエイターが集うカンファレンスイベント『Web Directions』の日本版オーガナイザー。allWebクリエイター塾講師。大手IT企業、システム会社、Web制作会社のコンサルティングや、企業向け研修、イベント出演、執筆などを担当。自身でも大手通信会社のスマートフォンアプリのUIを設計をするなど、制作者としても活躍。『モバイルファースト』『レスポンシブWebデザイン』などの最新情報を日本のWebメディアにいち早く寄稿し、話題を提供している。

■関連サイト

Web Directions East

角川EPUB選書 創刊記念 ルールを変えよう!キャンペーン 特設サイト

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