Google+担当のヴィック・ガンドトラ上級副社長が来日。2013年10月1日、東京日本橋にある個展ギャラリー“Island Gallery”にて、Google+が日本や世界でどのように使われているか現状を語った。
このIsland Gallery(アイランドギャラリー)は、8月にGoogle+で活躍するハイアマチュア写真家による“Google+三人写真展”が行なわれた場所だ。このギャラリーで記者会見が行なわれたことからもわかるとおり、国内での利用状況は他国に比べて“写真付き”の投稿が多いのが特徴という。ヴィック・ガンドトラ氏は「Google+は美しい写真を共有できるプラットフォームである。また明るくしたり、イメージに基づいて区分けしたり、ぼかしもできる。何百万、何千万もの写真が毎週アップされ続け、それはますます増えてきている」と語った。
会見には、写真左からギャラリーのオーナー石島英雄氏、店長の安斉沙織氏、ヴィック・ガンドトラ氏、そして“Google+三人写真展”で作品を展示したひとり山本高裕氏が参加した。
山本氏は日本でもトップクラス、国内外から147万人のフォロワーをもつ。普段は写真とは別の仕事をしているアマチュアのカメラマンだ。山本氏はGoogle+の特徴として「情報発信とコミュニケーションがバランス良い」と評価する。東京近郊の写真を共有するコミュニティー“Tokyo Photo Walkers - 東京写真散歩”では、1万人以上の参加者がいて、月に2回はリアルイベントが行なわれている。リアルの人たちとつながり、写真展までできるようになったGoogle+は「現実を拡張してくれるサービスだと思う。リアルな横のつながりを大事にしたい」という。
また、この個展を企画し開催したオーナーの石島氏もGoogle+で日々、写真を投稿するヘビーユーザーだ。「写真がすごくきれいで見やすい。フルサイズもアップできる」と、ほかのSNSに比べてタイムライン上で写真が大きく表示され、また編集機能にも優れたGoogle+は写真のマーケットを盛り上げるのに最適な場所という。
8月に行なわれた個展には多くの人が足を運び、Google+で活動するハイアマチュアの写真家の作品が実際に売れたという。この日は特別に個展の環境が再現されていて、作品の隣に売れた数の“+1”のシールが貼られていた。「世界に出れる写真家が出てくるといい」と写真家のスターを出したいと語っていた。
実際にGoogle+はウェブアルバムの“Picasa”を統合したり、今年の“Google I/O2013”でも写真編集機能の強化が発表され、最近ではサービス内でのRAW現像の機能が改善されるなど写真機能の強化が目立つ。このほかにも今後もパーソナライズやモバイル面でも強化されていく方向にあるという。ヴィック・ガンドトラ氏は、「Googleサービスの集大成。Googleのサービスを愛してくれる方々が使ってくれる」ものとGoogle+を総評していた。
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