9月9日に行なわれた『SCEJA Press Conference 2013』の最後に、電撃発表された『PS Vita TV』。テレビに接続して楽しむ据置型のPS Vitaといえるこのハードは、どんな機能を持ち、どんなことができるのか。リリースや映像などから得られた情報を元にまとめてみた。
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本体サイズが薄型スマホと同程度な『PS Vita TV』でできることは、大きく3つ。
1、PS Vita用ゲームをテレビ画面で遊べる
2、多数の動画サービスを楽しめる
3、PS Vitaやnasne、将来的にはPS4と連動する
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カンファレンスの最後にPS Vita TVをポケットから取り出したSCEJA社長アンドリュー・ハウス氏。本体の小ささがよくわかる。
1は言うまでもなく、このハードの最大のウリ。HDMIケーブルでテレビと接続して、ワイヤレスコントローラー『DUAL SHOCK3』を用意すれば、現在発売されているPS Vita用タイトル142本と、ゲームアーカイブスで販売されている初代プレイステーションのタイトルなど約1300本を楽しめる。
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カンファレンスで発表となった『ソウルサクリファイス デルタ』や『ファンタシースター ノヴァ』など、今後発売されるPS Vita用タイトルも、おそらく対応となるだろう。
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本体機能はほぼPS Vitaと同じで、電源オンですぐに起動。再度電源ボタンを押せば、ゲームを中断してのスタンバイモードとなるのは、なかなかに便利そう。アドホック通信に対応するので、友人が持ち込んだPS Vitaとのマルチプレーも楽しめる。タッチ操作は、指形のポインターを表示させて、コントローラーでの操作にて行なえるとのことだ。
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2の動画サービスは、発表時で対応しているのは9サービス。“TUTAYA TV”や“Hulu”に加え、“スカパー！オンデマンド”、“DMM.com”といったPS Vitaでは未対応の動画配信サービスに対応。解像度は720p、1080i、480pとのことなので、ハイビジョン画質での視聴が可能だ。また、音楽配信サービスのMusic Unlimitedや、JOYSOUND.TV（仮）でのカラオケなどにも対応する。
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3の連携機能で、すでにPS Vitaを持っているユーザーが注目したいのは、PS Vita対応ソフトやコンテンツを、自宅のテレビでも楽しめる点。ゲームカードやメモリーカードは、そのままPS Vita TVでも使用可能だ。さらに、PlayStation Plusの”セーブデータお預かり”サービスを利用すれば、外で遊んでいたゲームの続きを、簡単に自宅のテレビで遊ぶことができる。（※Sony Entertainment Networkアカウントの登録が必要）
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またPS Vitaに保存された動画やブラウザーの画面、ネットワークレコーダー“nasne”の動画をテレビ画面に表示できる。そして将来的には、PS4のリモートプレーにも対応。リビングに設置したPS4のゲームを、2階のテレビに接続したPS Vita TVで楽しむ――といった使い方ができるわけだ。
こうして機能を俯瞰してみると、プレイステーションシリーズの“ハブ”として機能する役割りを持つハードなような印象。発売は11月14日とやや先だが、プレイステーションシリーズのユーザーなら注目のハードといえるだろう。本体価格が税込9954円と低価格なこともあって、これまでPS Vitaの購入を迷っていた人にもオススメだ。
●関連サイト
PS Vita TV
PS Vita TVコンセプト映像
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