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艦これが“カンペキ”にできる7インチタブレット『SUPERGAMER俺』レビュー

2013年09月09日 15時30分更新

 新しいNexus7の発売で盛り上がっているところ恐縮ですが、今日は一部で話題になっている7インチAndroidタブレット『SUPERGAMER俺』について語りたいとおもいます。SUPERGAMER俺は、見た目の通り、PSPのようなコントローラを搭載した、メッセージ性の強いタブレット。福岡に本社があるスペックコンピュータが、フランスの企業と共同開発したオリジナルの端末で、サイズ的には『Wii U』のゲームパッドを少し小さく、薄くした感じでヒジョーにコンパクトな作りになっています。

SUPERGAMER俺

 サイズ的には片手でなんとか持てるサイズ。仕様的には幅236×高さ120×厚さ12.2ミリ、重量は359グラムと、Nexus 7(2013)に比べるとひと回り大きく、重いのですが、基本はゲーム機のように両手で持って使うので、長時間ゲームをしてても疲れるという感じはありません。ニンテンドー3DS LL(336グラム)に近い重量感です。

SUPERGAMER俺

 持った感じは、手の腹に当たる部分がゆるやかにカーブしているので、妙にフィットしてホールド感は高くなっています。左側の方向キーや、右側のボタンは深めなので、Vitaや3DSといった携帯ゲーム機よりも、PS3のコントローラーのボタンを押しているのに近い感覚。こちらも好感触です。ちなみに、ホーム画面もコントローラーで操作できます。方向キー、またはスティックでカーソル移動、“Y”ボタンで決定となっています。

SUPERGAMER俺

 左右に配置されているスティックは、PSPのようなスライドさせるタイプ。個人的にはどちらかというと、Vitaのような傾けるタイプが好みなんですが、この薄さなので仕方のないところでしょうか。抗力が強めになっているので、微妙な操作もできます。

SUPERGAMER俺

 ゲーム機的に見ると満足度が高いのですが、気になるところが1つ。充電に専用のアダプターが必要なところ。Android端末でよく使うマイクロUSBでの給電に対応しておらず、専用ACアダプターが必要となります。汎用品を使うことができないのが残念!

SUPERGAMER俺

 ソフト的には、Android 4.1.1を搭載。AdobeのFlashが初めから入っているため、“艦隊これくしょん”の動作も可能だ。ベンチマーク『Quadrant Standard』のスコアもまずまずとなっている。

SUPERGAMER俺
SUPERGAMER俺

 ゲームのコントローラーは、画面下中央のマッピングボタンをタップすることで設定可能。どの画面でもすぐに呼び出せる。表示されているボタンをドラッグして、画面上に配置すると、以後はハードウェアボタンを押すと該当部分をタップしたとみなされる仕組み。画面上をスワイプしたり、タップするバーチャルパッドよりも的確に操作できるので、マルチプレイのタイトルではスコアがグンと上がります。

 ちなみに、気になるのが端末のネーミング。メーカー担当の方の話によると、じつはかなり悩んだ末のものだそう。「さいしょは◯◯タブだとか、◯◯パッドといった名前を考えていましたが、男臭い感じを出したかった。とくに、ゲーム好きな男性に絞ったモノにしたいので、“俺”というキーワードを付けたんです」とのこと。当初の予定を上回る反響で驚いているそうだ。ゲームにどっぷり浸かりたいガジェット好きは1台いかが?

●関連サイト
『SUPERGAMER俺』専用サイト

 

※(2013年9月9日18:00追記)記事初校時、パズドラがプレーできると表記しておりましたが、正しくはプレーできません。お詫びして訂正いたします。
※(2013年9月10日18:00追記)本体にボリューム調節ボタンが搭載していないと表記しておりましたが、正しくはボリューム調節ボタンは搭載しております。お詫びして訂正いたします。

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