Crucial
Ballistix Tactical Tracer(関連サイト)
実売価格 9000円前後
CHECK POINT
Micronの技術を集結
CrucialはMicronの子会社が展開するブランド。DRAM製造からモジュール製造までMicronの技術が投入されている。
1866MHzのOC設定が備わる
一般的なメモリーでは動作させるのも難しい、1866MHzの高速設定を備える。ゲームはもちろん、高速処理に打ってつけだ。
ヒートスプレッダーで冷却も万全
チップの表面にヒートスプレッダーを搭載する。オーバークロックで常用することを考慮し、放熱性を高めている。
“BX”と刻印があるのは、電圧、温度など通常の利用ではあり得ない負荷をかけた厳しいテストをクリアーした選別チップ。高負荷環境でも安心して使用できる。
Crucialのサイトからダウンロードできる『BallistixM.O.D. ユーティリティ』で、XMPプロファイルやモジュール温度の確認、LEDの光るタイミングを調整できる。
動作中はLEDが絶え間なく点滅し、ドレスアップにも使える。チップ表面に搭載するヒートスプレッダーの穴から光が漏れて、PC内部を美しく見せていた。
DRAMメーカーが作るOC耐性抜群のメモリー
ゲーミングPCを安定して動かすためにキーとなるパーツがメモリーだ。不可欠なのは品質と速さ。数多くあるゲーミングPC向けメモリーの中でも、両者を高いレベルで満たすのが、Crucialの『Ballistix Tactical Tracer』シリーズ(以下、バリスティクス)だ。バリスティクスの最大の強みが、世界最大規模のDRAMメーカーであるマイクロンの自社ブランドメモリーであるという点だ。搭載するDRAMチップは『実使用環境テスト』とテストセンターでの『負荷テスト』の両方をクリアーしている。詳細なテスト方法は非公開だが、ここにマイクロンが長年のDRAM開発で培ったノウハウを凝縮。耐久性と信頼性、性能により優れたチップが選ばれる。モジュールレベルでもテストを実施。ユーザーの下に届けられるのは、厳しいテストのすべてにパスした選別品だけだ。
速さもバリスティクスの魅力だ。XMPプロファイルに対応し、高速なDDR3の1866MHzで動かせる。試しに、Geforce GTX650搭載グラフィックボードと組み合わせ、スカイリムを約30分プレーして、負荷の高かった5分間のfpsを計測。同1866MHzは、普通のオーバークロックでは起動すら難しい高クロックだが、安定感は定格の1600MHzと遜色がなかった。fpsは、完全同一の場面計測でないが平均51と、同1600MHzの平均47を上回った。高速メモリーは、急激な負荷による処理落ちに真価を発揮する。シューティングゲームなどの極限の勝負では、バリスティクスがフレーム維持の支えになるはずだ。
SPEC
型番 BLT2KIT4G3D1869DT2TXOB
容量 8GB キット(4GB×2枚組)
チップの規格 DDR3(1866MHz)
定格電圧 1.5V
メモリーインターフェース DIMM
モジュールの規格 PC14900 (14.9GB/s)
レイテンシー CL9 (9-9-9-27)
搭載LED オレンジ/ブルー
型番 BLT2KIT4G3D1869DT2TXRG
容量 8GB キット(4GB×2枚組)
チップの規格 DDR3(1866MHz)
定格電圧 1.5V
メモリーインターフェース DIMM
モジュールの規格 PC14900 (14.9GB/s)
レイテンシー CL9 (9-9-9-27)
搭載LED レッド/グリーン
【テスト環境】 CPU:Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUS Z87-PLUS(Intel Z87)、ストレージ:PLEXTOR M5Pro(256GB)、グラフィック:ELSA GeForce GTX 650 S.A.C(GeForce GTX650)電源ユニット:Antec EA-550-PLATINUM(550W 80PLUS PLATINUM)、PCケース:Corsair Air 540、OS:Windows8 Pro(64ビット)
【検証ゲームソフト】 Bethesda Softworks『The Elder Scrolls V:Skyrim』
提供:アイティーシー
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