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カスタム型簡易水冷がアツい! クーラント交換も試してみた

2013年08月31日 22時30分更新

文● 南田ゴウ 撮影●長谷川朗

冷える水冷にな〜れっ
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↑中東テイストあふれる怪しいおっさんにしか見えませんが、一応癒しのヒーラーを意識してるんです……。

 秋めいてきた今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか。そろそろ涼しくなるかと思いきや、24時間稼働中のコアi7搭載タワー型自作PCが鎮座する自室は熱帯もかくやの灼熱地獄。冬はマジで暖房いらずのゴウです。冬は空調費用と光熱費があやうい均衡を保っていますが、冷房を入れる夏はホントに最悪ですのう。

 さて、たまにPCケース内を掃除しようと思うと、そのフ○ッキンホットぶりにビビります。これ、SSDはいいとして、データ保存用のHDDはだいじょうぶなんでしょうか……。HDDがお空に旅立って、ネットで収集した各種肌色含有率の多い画像が消えたら、私は死んでしまうかもしれません。

 ということで、最近気になっているのが簡易水冷。基本的にメンテナンスフリーであまりPCケース内の温度に左右されず安定して冷やせるという利点がありますが、高級空冷ウーラーより冷えないという評判もあり、躊躇していたユーザーも多いかと思います。かくいう私も空冷信者でした。

 マイクロATXのPCケースだと、水冷チューブがグラボなどの内部パーツと干渉してうまく取り回せないという弊害もありました。しかし! 最近の水冷システムは本格水冷の冷え具合と簡易水冷の手軽さを兼ね備えた世代に進化しています。

 ここ最近の簡易水冷の大ヒット作と言えば、Swiftechの『H220』。最大3年間はクーラントの再注入が不要という簡易水冷システムですが、水冷ポンプ容量が大きく、さらにクーラント補充用のフィラーポートがあり、水冷用のクーラントを自由に取り替えできます。さらに、水冷フィッティングやチューブも交換可能。これは熱いですね!

Swiftech H220
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↑クーラントの注ぎ口があるほか、チューブはねじ式クランプで固定されているため、後からクーラントやパーツを交換できます。実売価格は1万5800円前後。
クーラントを交換中
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↑フィラーキャップを外して中のクーラントを抜き、好みのクーラントに交換可能。注ぐ際はろうとがあると便利です。
チューブは透明に交換したい
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↑PC内部の見た目を気にする場合はクーラントが見えるとステキ。もちろん交換可能です。内部の気泡チェックにも便利。

 まずは標準状態の水冷ユニットとリファレンスクーラーで、コアi7-4770Kの定格と4.2GHzオーバークロック時の冷却能力をチェック。テストは3DMarkのFire Strikeを30分間ループ直後のCPU温度を『CPUID HWMonitor』で測定しました。

H220はマジで冷えるのです
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↑PCケースの内部温度や室温にも左右されますが、4.2GHzのOC時でなんと26度も差が付きました。

 あれ? これもしかしてメチャメチャ冷えてませんか? 失礼ながらミスかと思って何度もベンチを回しし、さまざまなログツールでベンチを取り直してみましたが、やはり冷えます。最近の簡易水冷はすげえ! としか言いようがありません。

 『H220』がいい製品であることは間違いありませんが、トラメンとしてはやはり“カスタマイズ可能”というところに注目。カスタマイズすると、もっと冷えるかも! と思いますよね。

 カンタンなところでは、ラジエーターにファンを追加したり……。

ファンを2個追加できます
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↑標準状態ではラジエーターに2つのファンが取り付けられていますが、後から2基のファンを増設できます。

 大型の外部ラジエーターを増設したり……。

外部ラジエーターを増設
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↑もっともっと冷やしたい! という場合は外部ラジエーター増設はいかが? 2本のチューブ追加が必要です。

 さまざまな色のクーラントに交換してみたり……これ、なんだかかき氷みたいですね。ホット系からクール系、ラメ入り蓄光なんでもござれです。
 

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 クーラント自作にもチャレンジしてみましたよ!

透明クーラント+αで自作!
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↑クーラントの色を自分で決めたいならば自作の出番です。もちろん故障の場合は自己責任ですよっ。

 クーラントのかわりに食用油を入れるなどバカチャレンジも含む各種実験結果は、8月29日発売のゲームPC自作増刊に掲載されております。ぜひお手にとってご覧下さい!

■関連サイト
Swiftech

(9月2日18:00更新)記事中の誤字脱字を修正しました。

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