週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Splashtopで疑似クラウドゲーミングしてみた

2013年08月28日 14時30分更新

ゴロ寝プレイでリラックスしたいです
Splashtopで疑似クラウドゲーミング

 どもども、イッペイです。最近はNVIDIA GRIDやRadeon SkyといったサーバーのGPUを使って、ノートPCやタブレットなどにゲーム画面をリアルタイム配信するクラウドゲーミングに興味深々です。なぜなら、こられのサービスならば3D性能が低いノートPCやタブレットでも高画質なPCゲームが快適にプレイしまくりんぐだからです。つまり、デスクトッププレイの体勢に疲れたらノートPCでソファでゆったりゴロ寝プレイ、といったとても自分に優しいゲーミングライフを送れるということです。これなら土日たっぷり遊んでも「身体がだるーい、会社行きたくなーい」となることはないでしょう。

 しかし、まだどちらのサービスも始まってはいません。でも試してみたい。そこで思いついたのがリモートデスクトップソフト『Splashtop』を使った疑似クラウドゲーミングです。

 リモートデスクトップのサーバーを自作PC、クライアントにノートPCやタブレットを使えば、LAN内で疑似的にクラウドゲーミングっぽい環境ができるはず。で、早速やってみたらこれが思いのほか、うまくいきました。設定は簡単で、自作PC(Core i7-3770、GeForce GTX560 Ti)にはサーバー用ソフト『Splashtop Streamer』(無料)を、ノートPC(dynabook KIRA V832)には、クライアント用ソフト『Splashtop Personal』(無料)をインストールし、互いに取得したアカウントで紐づけただけ。

 試しにMMORPG『TERA』をプレイしてみると、フレームレートは上限30fps制限なので、自作PCプレイ時の60~80fpsのヌルヌルだぜぇい!状態とまではいきませんでしたが、快適にプレイできました。

Splashtopで疑似クラウドゲーミング
↑見事ノートPCのデスクトップ上に自作PCのデスクトップを出して、ゲームが遊べました。ノートPCのタッチパッドやキーボードでのゲーム操作も問題なし。
Splashtopで疑似クラウドゲーミング
↑リモートデスクトップはLAN内であれば操作ラグは体感1秒未満ほどだったので、それほど気になりませんでした。

 画質はフルHD配信設定にしているものの、自作PC+フルHD液晶ディスプレーで遊んでいるときよりもやや解像度が落ちてましたが、拡大しないとわからないレベル。これなら実用的に使えます。

自作PCに表示したゲーム画面
Splashtopで疑似クラウドゲーミング
SplashtopでノートPCに配信した画面
Splashtopで疑似クラウドゲーミング

 しかし、リモートデスクトップだけにわずかな操作ラグ(遅延)は存在します。FPSゲームでは、そのラグが顕著にプレイ性に影響を及ぼし、本気プレイできませんでした。ラグと言っても1秒未満なんですけどね……。ただ、MMORPGでまったりプレイするときや、シムシティなどの箱庭系なら気にならないので、遊ぶゲームを適切に選べばはかどりそうです。

 また、SplashtopはAndroidにiPad、Mac OS、Linux版でもクライアントアプリを提供しています。そのあたりを8月29日発売のゲームPC自作増刊で試しているので、ご興味がある方はぜひご覧になってください。

Splashtopで疑似クラウドゲーミング

(c)Published by NHN Japan Corp. Copyright (C) Bluehole Studio, Inc. All rights reserved.

■関連サイト
Splashtop

【大好評の週アス増刊に 速くて安い!ゲームPC自作が登場!】

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります