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ノキア党山根博士がLumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

2013年08月26日 23時00分更新

 PureView技術を採用した4100万画素カメラが大きな話題となっているノキアのLumia 1020。もちろんそのカメラ画質は現在発売されているスマホのなかでも群を抜くすばらしさですが、使っていくうち所々に感じられるのが“ノキアらしさ”。画質だけではなく“カメラ・スマホ”としての使い勝手もとてもよいと感じられるのです。

もちろんまずはNokia Pro Camera
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 デジカメのマニュアルモードのように細かい設定が行なえるNokia Pro Camera。Lumia 1020の端末でも利用できるようになりますが、高画質なLumia 1020であれば十二分に細かい設定を生かすことができます。被写体を見ながら指先だけで簡単に設定を変えられる使い勝手のよさは、類似のUIを持った他社のカメラスマホより優れています。

厚みのあるカメラ周り、レンズは窪んでいる
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 Lumia 1020の背面を見ると大きなカメラユニットが目立ちます。PureViewテクノロジーを薄い本体に詰め込んでも、やはりカメラ部分は若干背面から出っ張ってしまいます。でもレンズ部分はわずかに凹んで配置されているので、机の上に置いたり本体背面のカメラ周りを指先で触れてしまっても、レンズ正面に汚れがつきにくくなっているのです。

机の上に置くと、あらまとてもいい角度
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 このカメラ部分が厚みがあることから、机の上にLumia 1020を置くとわずかに傾斜がついた状態になります。ところがこれ、机の上に本体を置いて仕事をしているとき、たまに画面をのぞきこむときにいい角度なのですね。カメラ部分が小さいスタンド代わりになっているわけです。画面スリープからもダブルタップで起きてくれるのも便利ですよ。

ストラップがつくので落としにくい
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 海外端末ってストラップがつかない製品が多いですよね。ノキアもこれまでのLumiaはストラップホールはなし。理由は簡単で海外ではストラップをつける文化がないから。ところがLumia 1020にはストラップホールが付きました! これはカメラとして使う機会が多いだけに、やはり落下防止の意味があるのでしょう。でも一般的に右利きの人が多いなかで、なぜかストラップホールは左側。これはどうしてなんでしょう? 実はあとでわかります。

これぞ究極のアクセサリー、カメラグリップ
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 Lumia 1020単体でももちろん写真撮影は行なえます。でも三脚を使ったり本体を持ったまま多数の写真を撮りたいときなどは薄い板状の本体形状は持ちにくいもの。そこで用意されているのが純正のカメラグリップ。Lumia 1020本体を取り付けるとグリップが付いた状態になるので写真撮影時に保持しやすくなります。もちろん下部には三脚穴も!

ストラップしたまま装着可能
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 さてこの手の合体型アクセサリーって、ストラップをつけているといちいちはずす必要があるケースもあるんですよね。でもこのカメラグリップ、左下にスリットがあることに気がつきましたか? そう、Lumia 1020にストラップをつけたままでカメラグリップに装着しても、ストラップがこのスリットから外に出てくるのですよ。

コンデジのようなホールド感
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 そしてこのままストラップを手首にかけて合体した本体を持ってみると、ストラップつきのコンデジと変わらぬホールド感なのです。これなら激しく動いてもLumia 1020を落としてしまう心配はありません。本体の左側にストラップがあるのは、カメラグリップをつけたときでもこうやって保持できるように考えているわけです。

見た目もコンデジ、違和感ない一体感
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 背面側から見ると、外見はコンデジそのものになります。これがスマホだなんて思えないルックスになりますね。また本体とカバーのカラバリを組み合わせれば、シックなブラックからポップなカラーの組み合わせまで見た目をカスタマイズすることもできます。カメラグリップカバーも用途に応じて発売中の3色が欲しくなってしまいます。

バッテリー内蔵でタフな利用もサポート
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 グリップ部分には1020mAhのバッテリーを内蔵しているので外部バッテリーとしても使えるのがカメラグリップカバーのいいところです。ただしON/OFFはできず装着すると即通電となるようで、このあたりはスイッチが欲しかったところ。予備の外付けバッテリーとして普段からかばんのなかに入れておくのもよさそう。

接続は電気式
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 ところでグリップカバーのシャッターボタンの位置を見ると、Lumia 1020本体とはずれた場所に位置しています。すなわちLumia 1020側面のシャッターボタンをカバーのボタンが直接押しているのではないです。カバーの内側にはマイクロUSB端子がありここで両者が接続されますが、シャッターボタンの動作もコネクターを通してコントロールされているわけです。

立てても倒れない角度がナイス
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 そしてグリップカバーをつけたまま立ててみましょう。するとわずかに傾斜がつくので倒れにくい角度で立つことがわかります。

写真を見たりハンズフリー通話に便利
Lumia 1020のカメラに見る“ノキアらしさ”

 角度はやや浅いものの、このまま写真を見たり、ハンズフリー通話するのにもよい感じで使えそうです。グリップカバーは所々使いやすい工夫がされているだけではなく、合体させるとさらにLumia 1020の使い勝手が上がる、マスト・バイとも言えるアクセサリーなのです。

 Windows Phoneのシェアはまだまだ少ないものの、確実に伸びています。Lumia 1020に見られるノキアらしい使い勝手、これが今後の製品にも反映されていけば、Lumiaシリーズがメジャー製品の一員入りするのもそう遠くないかもしれません。

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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