WWDC2013で発表され、約1年ぶりのモデルチェンジとなった新型MacBook Air(Mid 2013)。最大の魅力は、なんといってもバッテリー駆動時間の長さです。クロックが高い旧モデルとほぼ同じ処理性能であり、本体サイズが同じであるにもかかわらず、バッテリー駆動時間だけ延びているのです。
Mid 2012モデルとのバッテリー駆動時間を比較
解像度640×360ドットで再生時間が1時間30分のH.264ムービーをループ再生して、強制スリープに入るまでの時間を計測。11/13インチとも新モデルのバッテリー駆動時間が3時間以上も駆動時間が延びていることがわかります。
しかし、駆動時間が延びたとはいえ、MacBook Airの最も大きな弱点は搭載可能なSSDが128~512GBと、ハードディスクに比べるとストレージ容量が少ないこと。そんなAirでうまくデータを管理する方法を教えましょう。
大容量USBメモリーを活用する!
MacBook Airの容量を節約するのに最も効果的な方法は、外付けストレージにデータを逃がすことです。しかし、常にポータブルハードディスクを接続しているのでは、MacBook Airのモバイル性が損なわれてしまいます。
最近は64GB超、およびUSB 3.0対応のUSBメモリーが増えています。このように容量と速度が十分なら、外付けハードディスク代わりとして使えます。写真は「SanDisk Extreme USB 3. 0 FlashDrive」(容量64GB、6600円前後)と、「i-mini(6831- 032GR1)」(容量32GB、9000円前後)。
iTunesやiPhotoのライブラリを保存しておけば、出先でもUSBメモリーを差すだけでMacBook Airから大容量ライブラリにアクセスできるというわけです。ただし、USB 3.0対応で、かつ高速な製品を使ったほうがライブラリのコピーや写真のサムネール表示、HD動画再生時の接続が安定します。
iTunesの場合は「iTunes」フォルダーをUSBメモリーに移動し、「環境設定」でライブラリの保存場所を変更します。これでUSBメモリーに移行したライブラリに常にアクセスできるようになります。
iPhotoの場合は「ピクチャ」フォルダー内の「iPhotoライブラリ」をUSBメモリーにコピーし、「option」キーを押しながらiPhotoを起動し、アクセスしたいライブラリを指定しましょう。
同期系クラウドサービスはウェブアクセスで解決!
クラウドサービスには2種類あり、同期系とフルクラウドの2つに分けられます。「Dropbox」、「SkyDrive」といった、現在主流のクラウドサービスはほとんどが同期系に分類されます。
Dropboxをはじめとするサービスは、ほかのマシンとクラウド経由でつながっているので便利ですが、同期しているマシンやデバイスのローカルストレージに同じデータが保存されます。
追加したデータはすべてAirのローカルストレージに保存されるのです。使用しているサービス、または保存しているファイルが多ければ多いほど、空き容量が減ってしまいます。
同期系のクラウドサービスをMacBookAirでもこれまでどおり使いたいなら、アプリではなくウェブブラウザーから利用しましょう。ログインすれば、保存データを閲覧でき、必要なデータだけをダウンロードできます。起動ディスクの容量が少ないAirでは、作業が完了したファイルをこまめにアップロードしてローカルから消すといった管理が有効です。
同じように、メールもGmailに統合してブラウザーからアクセスすれば、空き容量を圧迫することはありません。Gmailでメールを受信するようにすれば、ローカルの「Mail」アプリは使わずに済みます。オンラインでなければ閲覧できませんが、検索機能が優秀なうえ、連絡先の管理やフォルダー分けなど使い勝手に優れています。
そのほか、MacPeople9月号(7月29日発売)の第2特集「MacBook Air コンプリートガイド」では、MacBook Airを収納するのにぴったりなケース&バッグカタログや11/13インチという画面サイズを広く使うためのテクニック、賢いデータ管理方法など、MacBook Airを使ううえで覚えておきたいワザやTipsが満載です。
MacBook Airを入れるのにぴったりのバッグは? |
↑いろいろなタイプをまとめて紹介。もちろん、中に入れたらこんな感じというページもありますよ。欲しくなったら割引クーポンコードで即、ネットでオーダーできます。
MacBook Airで役立つ操作とアプリまとめ |
↑画面の小さいMacBook Airならではの操作テクニックや、使うと作業効率がアップするアプリ特集。熱暴走を防いだり、バッテリーをさらに持たせるアプリ、またフリーズしたときの対処なども便利です。
MacBook Airの賢いデータ管理術 |
↑SSD容量の小さいモデルを買ってしまったときも、データ管理パートを読めば大丈夫。2台持ちやスマホ持ちの人は、データの同期と活用がまるわかりです。
MacBook Airを買った方や、これから買おうかなと思っているなら、ぜひお手に取ってみてください!
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