Androidのゲーム機能を拡張するアプリ『Google Play ゲーム』がGoogle Playストアでリリースされました。『Google Playゲーム』は無料でダウンロードでき、対応するAndroidゲームで実績、リーダーボード、マルチプレー機能を利用できるダッシュボード系アプリケーションです。専用のゲームカタログ機能もあり、オススメのゲームや話題のゲームをすばやく見つけることができます。
実績やリーダーボード機能は“Google+”のフレンドとの共有が可能で、ゲームの成績をお互いに競うことができるほか、マルチプレー対応ゲームでは世界中のプレーヤーとリアルタイムに対戦したり、友だちを招待して遊ぶこともできます。
■ひとつの画面にホットなゲームコンテンツを集約
『Google Playゲーム』を起動すると多機能なカタログ画面になります。タイトルバーの文字部分をタップするとメインメニューが現れるのですが、ここからインストール済みのゲーム、最近プレイしたゲーム、“Google Playストア”上でおすすめのゲームなどを見つけられます。
↑左上の“Google Playゲーム”の文字をタップするとメインメニューにアクセスできます。
特におすすめゲームのカタログは便利です。人気ゲームやマルチプレー対応の最新ゲームが厳選されて表示されるので、高品質のゲームタイトルを簡単に見つけられます。“Google Playストア”ではあまりにもたくさんのゲームがリリースされているので、時間をかけずに選べるのは嬉しいですね。
マイゲームカタログではインストール済みやプレー済みのゲーム関連コンテンツがまとめて表示されます。ここにはゲームアプリだけではなく、PCゲームのコンパニオンアプリなどゲームに何らかの形で関連するアプリも表示さます。これなら、大量のアプリを入れてゲーム関連アプリがどこにいったかわからなくなった人も安心です。
ちなみに、“Google Playゲーム”のリリースに先だって、デベロッパー向けに“Google Play Game Service”のSDKが公開されています。これを使った最新ゲームは、実績やリーダーボード機能、一部はマルチプレー機能をサポートします。
おすすめゲームのカタログには本機能に対応したゲームが主にリストアップされるのですが、“Final Fantasy IV”や“フロントラインコマンド:ノルマンディー”のように日本語で遊べるゲームもいくつか対応しています。マルチプレー対応ゲームもすでに十数本が存在していて、レースゲームからボードゲームまで幅広いジャンルが楽しめるようです。
↑おすすめされる大半のゲームが実績やリーダーボード(ランキング)機能に対応しています。
↑一部のゲームはリアルタイムマルチプレーにも対応しており、オンラインプレーが可能です。
■ 友だち機能、実績とリーダーボード
『Google Playゲーム』で提供されるフレンド機能、実績とリーダーボード機能は、据え置きゲーム機で展開しているPlayStation NetworkやXbox LIVE、PCのSteamなどによく似ています。フレンド機能は“Google+”とリンクしていて、サークル内の友だちが表示されます。“Google+”そのものと同じく、最近やりとりのあった人を“友だち候補”から簡単に追加可能です。
↑メニューから“プレーヤー”を選ぶと、友だちリストが表示される。この機能は“Google+”のサークルに連動しています。
対応ゲームには数十の実績項目があり、プレーを通じて獲得していくことが可能です。例えばマルチプレー対応ゲーム『Riptide GP 2』には30個ほどの実績項目があります。全面クリアを求める実績が多く、アンロックは結構大変な感じです。人気のゲームでやり込み度を競えばフレンド間で白熱しそうです。
↑1つのゲームに30個ほどの実績項目があります。実績のそれぞれにスコアーなどはありませんが、かなりのやりこみ度を求める項目が多いようです。
リーダーボードはスコアーやタイム、ゲームの進行度など、ゲーム毎に設定された内容でランキングを競う機能です。フレンドランキングのほかに一般公開ランキングもあって、世界全体で腕前を競えるものになっていますので、お気に入りのゲームについつい熱が入ってしまうかもしれませんね。
↑それぞれのゲームに複数のリーダーボードがあり、異なる種目でランキングが管理されています。世界ランキングに顔を出せれば自慢できますよ。
■ 世界中のプレイヤーや友だちと、手軽にマルチプレーゲームが楽しめる
一般的なソーシャルゲームサービスと同じく友だちとゲームの成績を比較できる『Google Playゲーム』ですが、リアルタイムのマルチプレーにも対応するところが一足進んでいます。
マルチプレーに対応するゲームは、カタログ上で“リアルタイム マルチプレー”と表示されるためすぐに見つけることが可能です。これらのゲームでは、世界中の誰かを自動的に見つけて対戦するランダムマッチング機能と、自分からフレンドを誘って内輪で楽しむ方法の2系統が用意されています。
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↑マルチプレー対応ゲームのひとつ『Riptide GP2』。ランダムマッチ、フレンド対戦のどちらかで遊べます。
4人対戦に対応する『Riptide GP2』では“Online Play”メニューから簡単にマルチプレー機能にアクセスできました。“Quick Match”を選ぶと、即座にどこかの誰かとの対戦がスタートします。レースということでアクション性の高いゲームですが、対戦相手の表示は滑らかで快適にレースを展開することができました。
↑対戦中も動きはスムーズで、ネットワーク遅延などは感じさません。快適さはゲームのジャンルによって違いそうです。
このゲームで“Invite Friend”を選ぶと、“Google+”の友だちの中から最大3人を選んで招待状を送ることができます。招待状は通知領域に表示されるので、相手がゲーム以外のことをしていても大丈夫です。招待を受ければ自動的にゲームが起動し、対戦がスタートします。マルチプレーへの参加が実績になっているゲームもあるので、ぜひ挑戦してみてください。
↑フレンドを選んですぐに対戦を始められます。相手がゲーム中でなくても招待状はきちんと届きます。
↑招待を受けるといつでも通知領域に表示されます。
↑リアルタイムマルチプレーはすぐに結果が出るので、ちょっとした空き時間にもピッタリですね。
↑ゲーム内で友だちリストやマルチプレー機能を利用するためには、“Google+”へのログインが必要です。
●関連サイト
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