いえいりますよ、新型Nexus7。もちろん買いますよ。でも、6.1インチクラスのAscend Mateを握ったとき、「7インチタブレットはいらないのでは?」と思ったのも事実なのです。
Huawei Ascend Mate MT1-U06が到着 |
さて『Huawei Ascend Mate MT1-U06』は、6.1インチディスプレーを搭載したAndroid4.1スマートフォンです。CPUは1.5GHzのクアッドコアCPUプロセッサー、RAM1GB、ストレージ8GBと、いわゆるファブレットとしては標準的なスペックです。
ただ、新型Nexus7が解像度1920×1200ドットのところ、Ascend Mateは1280×720ドット。Ascned Mateは実用十分な解像度ではありますが、おそらく生の風景と見間違うであろう新型Nexus7の解像感には及ばないでしょう。この点は割り切りが必要ですね。
前面 |
背面 |
前面ディスプレーは額縁狭め。そして背面はラウンドフォルムが採用されているのですが、個人的にはちょっと野暮さを感じます。今回試用しているPure WhiteではなくCrystal Blackだとまた印象が違うかもしれませんね。
画面サイズを横並びで比較 |
端末サイズを積んで比較 |
旧型Nexus7(7インチ)、Ascend Mate(6.1インチ)、Galaxy Note II(5.5インチ)、iPhone5(4インチ)の画面サイズと端末サイズを比較してみました。こう並べてみると、Ascend Mateが狭額縁によって、“端末と画面のサイズ比”で健闘しているのがよくわかります。
わりと薄めです |
裏蓋は開きません |
なおAscend Mateのサイズは163.5×85.7×9.9ミリ、重量は198グラムと、こちらも大画面スマホとしては頑張っています。おそらく薄さを追求するために、バッテリーは交換できない内蔵タイプとなっていますが、正直2年も同じスマホを使ったことのないワタシには、バッテリーが内蔵式だろうか交換式だろうが、あまり重要の購入検討材料ではありません。
日本語入ってます |
今回試用しているのは“Huawei Ascend Mate MT1-U06”というモデルですが、工場出荷時に初期化してからすぐに日本語ロケールを選択することができました。最近のサムスン海外端末のように『MoreLocale 2』をインストールして、ゴニョゴニョっと“パーミッション設定”などをする必要はありません。助かりますね。
癖のないホーム画面 |
操作に迷うこともありません |
ウィジェットは豊富に用意されていますが、ホーム画面は比較的シンプル。ピンチインでホーム画面がサムネイル表示されるなど、操作方法も素のAndroidに近いようです。レスポンス重視派としては、このシンプルなホーム画面はうれしいです。
さて恒例のベンチマークを実施してみましょう。
『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』 |
スコア:15305 |
『Quadrant Standard Edition』 |
スコア:5613 |
クアッドコア、そして低解像度ということでベンチマークスコアには期待していたのですが、2013年夏スマホのハイエンドモデルにはちょっと及びませんね。Ascend MateのCPUは“1.5 GHz quad-core Hi-Silicon K3V2 + Intel XMM6260”が搭載されているのですが、どちらかというと低消費電力に重きを置いた選択なのかもしれません。
最後にカメラ画質を試してみました。
室内 |
風景 |
まず室内と風景を撮影してみましたが、やや明るさ調整がうまくない気がします。色も淡く感じますね。不自然な色味ではないですが、アップル、サムスン、ソニーなどが実現しているカメラ画質にはやや及ばない……というのが正直な印象です。
ただ“ビューティーモード”は楽しめました。
ノーマル |
ビューティーモード |
うーん、もともと肌のきれいなナベコだとあまり効果がよくわからないですね。じゃっかんグロ画像ではありますが、今度はワタシで試してみます。
ノーマル |
ビューティーモード |
うむ、効果てきめん! と言うか同一人物には見えませんね。早速ビューティーモードで撮影した写真をFacebookの顔写真に使って、友人・知人・家族の失笑を買ってみたいと思います。
片手操作はちょっとキツイです |
両手打ちは超快適 |
ゲームにもよいですね! |
さすがに6.1インチクラスのスマホでは片手操作はちょっと厳しいですね。無理に片手操作にこだわらず、文字入力時には両手打ち推奨です。
なぜか『Riptide GP』がプリインストールされていたのでプレーしてみましたが、ゲームは非常に快適です。小さなスマホではゲームプレイ時に指で画面が隠れがちですが、ファブレットならそんな心配なし。Androidにももっと多くのゲームがリリースされるとよいですね。
気に入りました! |
大画面スマホはなぜか日本でまだあまり数が出ておらず、現状キャリアから販売されているファブレットではGalaxy Note IIの5.5インチが最大サイズです。通勤ラッシュが過酷な日本で大型スマホはちょっと使いづらいですが、時差通勤している人も多いわけですから、選択肢としてAscend Mateも日本で発売されないかなと、顔の大きなワタシは切実に願っています。
お口直しです! |
見苦しい写真が多かったので、最後に皆さんの目を癒すためナベコに再登場してもらいました!
●関連サイト
製品公式サイト(英語)
EXPANSYSジャパン
製品販売サイト(EXPANSYSジャパン)
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