GALAXYシリーズの末弟『GALAXY S4 mini』が編集部に到着しました。これ、非常にいいサイズ感です。というのも、iPhone5とほぼ同じボディーサイズなんですね。
iPhone5とほぼ同じサイズ |
片手で操作するなら、このサイズがベストだと個人的には考えます。と言うわけで、スタートからやや贔屓目にファーストインプレッションをお届けします!
パッケージ |
パッケージの中身 |
パッケージ内には、本体、マイクロUSBケーブル、USB充電器、イヤホン、イヤピース予備、そしてマニュアルが同梱されています。パッケージ自体も非常にコンパクトですね。HTC AriaやXperia mini級のパッケージです。
さて、サイズ感や端末品質をGALAXY S4と比べてみましょう。
前面 |
背面 |
あ、すいません。GALAXY S4にはディスプレー保護ガラスとホームボタンシールを貼っています。ですので、そのへんの形状・質感は無視してください。
さて、前面と背面を見比べると、まず質感についてはほとんど遜色ないことがわかります。と言うか、並べて置かなければ、GALAXY S4 miniをGALAXY S4だと言っても、ほとんどの人は気づかないレベルですね。
そしてサイズ感についても、miniと言いつつ実はそれほど違わないことがわかります。端末を実際に握るとまったく異なるのですが、見ただけの印象では“一回り”違うだけですね。
つぎに中身を見てみましょう。
一見シンプルに見えます |
裏蓋を開けて中身を見るとシンプルに見えますが、おそらくSIMカードとSDカードスロットがバッテリー裏に設けられているからですね。ボディー内部のプラスチック素材自体は、GALAXY S4と同じ素材を使っているようです。
ちなみにバッテリー容量は1900mAhです。ちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、CPUがデュアルコア1.7GHzなので十分でしょう。
さて、いよいよ電源を入れてみます。
電源オン |
日本語ロケール選べません…… |
満を持して電源を入れてみましたが、言語として日本語を選択できません。でもガッカリするのは早いです。『MoreLocale2』をインストールして、パーミッションを与えてみましょう。
『MoreLocale2』のインストール、最新Android SDKのインストール、Samsung Kiesに最新ドライバーをインストールしたのちに、PCのコマンドプロンプトから“adb shell”、“pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION”と呪文を入力する必要があるのですが、詳しくは下記の記事を参考にしてください。
GALAXY S4海外版の日本語化は一筋縄ではいかなかった:週間リスキー
日本語化成功! |
メニューも日本語に! |
上記記事とまったく同じ手順で『MoreLocale2』の設定を行なうと、GALAXY S4 miniがほぼ完全に日本語化されます。どこかに日本語化されていない部分が残っているかもしれませんが、それをすぐには発見できないレベルでの日本語化が行なえます。
つぎに気になるのはパフォーマンスです。1.7GHzデュアルコアCPU、qHD(960×540ドット)ディスプレーを搭載したGALAXY S4 miniは、どのぐらいのベンチマークスコアを出すでしょうか?
『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』
GALAXY S4 SC-04E |
スコア:24749 |
GALAXY S4 mini |
スコア:14192 |
『Quadrant Standard Edition』
GALAXY S4 SC-04E |
スコア:12006 |
GALAXY S4 mini |
スコア:6963 |
『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』、『Quadrant Standard Edition』ともに2倍弱のスコア差がありました。ある意味スペックに順当で、かつ大きな差があるように感じますが、ぶっちゃけAndroidスマートフォンのアプリでハイパフォーマンスを必要とするアプリってほとんどないですよね。Gameloftの『ダークナイト ライジング』でもプレイしないかぎりは問題ないと思います。
最後にカメラ画質を比較しましょう。モデルは週アス編集部アルバイトの久保嬢です。
GALAXY S4 SC-04E |
GALAXY S4 mini |
せっかくなので両機種に搭載されている“美白モード”で撮影したのですが、GALAXY S4 miniのほうが解像感が高く、また色も綺麗に見えます。GALAXY S4 SC-04Eが1320万画素カメラ、GALAXY S4 miniが800万画素カメラを搭載しているのですが、なにか環境的要因で前者に不利な結果となったのかもしれません。いずれにせよ、800万画素とはいえ、GALAXY S4 miniが実用上まったく問題ないレベルでの画質を備えていることはわかりました。
ホントよいです! |
大型端末がもてはやされている昨今ではありますが、通勤ラッシュ時などに片手で操作する際には『GALAXY S4 mini』のサイズがよいですよね。大型端末だけでなく、ある程度小型端末のなかからも選択できるように、スマートフォンの多様性が維持されることを一ユーザーとしては望みます。
●関連サイト
SAMSUNG MOBILE PRESS(英語)
EXPANSYSジャパン
製品販売サイト(EXPANSYSジャパン)
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