本日6月10日に、デジタルライフ推進協会(以下DLPA)は、“スマート視聴”に関する発表会を行った。
“スマート視聴”とは、DLPAが提案する新しいテレビ番組の視聴スタイルで、自宅で録画したデジタル放送番組を、外出先でスマートフォンなどから視聴する方法である。DLAPは“スマート視聴”の技術的環境を整えることを宣言した。
DLPAはアイ・オー・データ機器、バッファロー、KDDI、デジオンが所属する、デジタル放送番組視聴における利便性向上などを目指した社団法人である。2013年1月、屋外からデジタル放送録画にアクセスが可能な規格、DTCP+のための“リモートアクセスガイドライン”を制定。2013年5月には“リモートアクセスガイドライン”に準じた製品に対応ロゴを提供開始。
“スマート視聴”はDLPAの“DLPAリモートアクセスロゴ”に対応製品(現在11製品がロゴを取得、あるいは取得予定)であれば、異なるメーカーの機器の組み合わせでも可能である。
発表会にともなって、バッファローは同日“スマート視聴”に適したNAS『LS410DXシリーズ』を発表。
●価格未定 ●2013年夏発売予定
DTCP+対応で、自宅で録画したテレビ番組を外出先からスマートフォンで視聴が可能。また、“トランスコーダー”機能搭載でスマートフォンへのデータ転送時に動画形式を圧縮する。スマートフォンに適したサイズに圧縮するのでバッファリングも快適となる。“DLPAリモートアクセスロゴ”を取得予定。
↑対応アプリが内蔵する予定は、現在『ARROWS A SoftBank 202F』 |
“DLPAリモートアクセスロゴ”に対応製品で、テレビのデジタル放送番組を視聴を可能にさせる、スマートフォンアプリは、デジオンの開発によるAndroid専用『DiXiM Player 4.0 for Android』で、搭載するスマートフォンは6月下旬にソフトバンクモバイル『ARROWS A SoftBank 202F』である。今後さらなる、スマートフォンの機種に対応するアプリ展開を企画しているとのこと。
↑DLPAの代表理事と理事である、アイ・オー・データ機器代表取締役社長の細野昭雄氏(左)と、デジオン代表取締役社長の田浦寿敏氏(右)。 |
今年は“スマート視聴”元年となるか。“スマート視聴”対応製品への展開に期待が高まる。
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