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世界初、深海5000mへ潜るしんかい6500をニコ生で完全中継

2013年06月07日 20時30分更新

 深海! それは地球表面の約70%(陸地の約300倍)を占める地球の楽園! 人類のロマンが詰まった未開の場所!

 というわけで、グソクムシやらリュウグウノツカイやらホウライエソの写真を見るだけで興奮して酒が止まらなくなる深海好きのみなさんに朗報です。有人潜水調査船『しんかい6500』による深海5000メートルの科学探査の現場を、6月22日~23日、約12時間たっぷりとニコニコ生放送が生中継します。

しんかい6500

 場所はカリブ海中部、摂氏400度を超える高温熱水が吹いているというケイマンライズ。

しんかい6500

 そんな過酷を極めたような環境でも生物は生息できるのか、極限環境における生物の生息状況を研究するようすを、潜航から探査までリアルタイムノーカット放送。みんなで深海の魅力に迫りましょう!

【ミッション内容】
 ①『人類を深海5000メートルに送りこめ』
 ②『超高温400度を超える深海熱水を目撃せよ』
 ③『深海熱水域にどんな生物がいるのか調査せよ』

しんかい6500

【番組概要】
■番組名
【世界初へ挑戦】
深海5000メートルへの有人科学探査を生中継~JAMSTEC×ニコ生~

■放送日時
6月22日(土)20時30分~6月23日(日)8時00分頃まで(日本時間)
※現場海況によって日時や内容が変更される場合や、現場の通信状況によって生中継が途切れる場合があります。

■生放送URL
http://live.nicovideo.jp/watch/lv139636921
※本番組は、ニコニコアカウントは不要です。インターネット環境があれば国内外どなたでもご視聴いただけます。

しんかい6500

■放送内容
潜航海域は、カリブ海ケイマン中央海膨の深海熱水噴出域を予定。現地からは、有人潜水調査船「しんかい6500」の着水・揚収作業、「しんかい6500」コックピット内での操縦作業、潜航時の深海映像、深海での研究活動、支援母船「よこすか」総合指令室での作業等を中継。スタジオでは、研究内容と有人潜水調査システムの解説などを行います。

生命の生息限界に迫り、微生物との共生など、極限環境における生き残り戦略を明らかにすること。また、かつてはつながっていた太平洋と大⻄洋が、約300 万年前にアメリカ大陸が陸続きになったとで分断され、生物の交流が絶たれ、太平洋に起源を持つ生物が大⻄洋でどう進化しているか、生命の適応や進化について研究を⾏なうことを目的としています。
※有人潜水調査船「しんかい6500」による潜航調査の見どころや、これまでの研究成果など、詳しい情報は、JAMSTEC特集ページをご覧ください。
http://www.jamstec.go.jp/6k_live/

■出演者
<「しんかい6500」潜航予定者>
高井 研(研究者 JAMSTEC深海・地殻内生物圏研究プログラムディレクター)
飯嶋 一樹(しんかい6500パイロット 潜航長)
池田 瞳(しんかい6500コパイロット 二等潜技士)

<母船「よこすか」総合指令室>
櫻井 利明(しんかい6500司令)
吉澤 理(JAMSTEC広報課)など

<スタジオ出演者>
長沼 毅(MC、広島大准教授)
増子 瑞穂(MC、フリーアナウンサー)
吉梅 剛(解説、JAMSTEC「しんかい6500」前潜航長)
川口 淳一郎(JAXAシニアフェロー)など

■しんかい6500
全⻑:9.7m
幅:2.8m
高さ:4.1m(垂直安定ひれ頂部まで)
空中重量:26.7 トン
最大潜航深度:6500m
乗員数:3 名(パイロット2 名/研究者1 名)
耐圧殻内径:φ2.0m
通常潜航時間:8 時間
ライフサポート時間:129 時間
ペイロード:150kg(空中重量)
最大速⼒:2.7 ノット

■関連サイト
【世界初へ挑戦】深海5000メートルへの有人科学探査を生中継~JAMSTEC×ニコ生~

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