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BOSEがインイヤー型ノイズキャンセルヘッドホンと小型BTスピーカーを発売

2013年06月06日 21時17分更新

 BOSEが新たにモバイルオーディオ製品2機種を発表。ひとつは同社初のインイヤー型ノイズキャンセリングヘッドホン。もうひとつは超小型ブルートゥーススピーカーです。

Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones
●予想実売価格 3万1500円(9月発売予定/8月予約販売開始)

BOSE

 ボーズといえば『QuietComfort15』など、ノイズキャンセリングヘッドホンに定評があります。30年以上に及ぶ研究で培われたノイズキャンセリング技術がこのインイヤータイプのノイキャンヘッドホンにも惜しみなく投入されています。

 騒音は、ハウジング外部のマイクと、内側で耳に侵入する騒音をモニタリングするマイク、2つの小型高性能マイクで検知。瞬時に逆位相の音波をつくり、騒音を相殺します。

BOSE

 イヤーチップもこのために新たに開発。“StayHear+(ステイヒア・プラス)チップ”と呼ぶこのチップは、やわらかいシリコンの素材感と独特のウイング形状で安定したフィット感と遮音性を生み出しています。

BOSE

 プレス向けの体験会で実際に試してみたところ、ホワイトノイズ的なサーッといった異音は“当然のごとく”ありませんし、ノイキャンヘッドホンにありがちな圧迫感もいっさいありませんでした。それでいて、ノイズキャンセルの効果はてきめん。街の雑踏を擬似的につくり出したデモ環境で付けたりはずしたりしましたが、外部の騒音(85dB程度)はみごとに打ち消されていました。音質に関しても、デモ用に用意された1曲を聴いただけですが、3万円するヘッドホンの音として納得できるものだったと思います(あくまで個人の感想ですが)。

 また、ヘッドホンを外さずに周囲の音をモニターしながら音楽を聞き続けられる“Awareモード”という機能が新たに加わりました。一瞬、ありがちな機能では?と思いましたが、音が鳴り続けるのは新しいかも。手元のジョイント部分にあるボタンひとつで切り替えられ、なかなか便利だと感じました。

 バッテリー持続時間は公称16時間。バッテリーが切れても、パッシブヘッドホンとして利用できます。

●おもなスペック
ケーブル長 130cm
バッテリー(持続時間) 充電式リチウムイオン電池(約16時間)
付属品 StayHear+チップ(S/M/Lサイズ各1ペア)、充電用USBケーブル、専用キャリングケース
サイズ/重量 27(W)×17(D)×38(H)mm (片側、Mサイズチップ装着時) / 44g (Mサイズチップ装着時)

BOSE

↑iPhone専用のモデル『Bose QuietComfort 20i Acoustic Noise Cancelling headphones』(3万1500円)もあり。iPhoneなどで利用できるリモートコントローラ(マイク付き)機能を備え、ヘッドホンを外さず通話も可能。

 

SoundLink Mini Bluetooth speaker
●予想実売価格 2万2890円(7月12日発売予定/6月6日より順次予約販売開始)

BOSE

 こちらは、スーツを着たデモンストレーターがスッとポケットから取り出していきなり鳴らし出すデモで度肝を抜かれた一品。いや、これは鳴りますよ。この約5×6センチ、横18センチというサイズからはちょっと想像がつかないサウンドでした。ボディーはアルマイト仕上げが施されたアルミ製。小型ながらずっしりとしたカタマリ感、高級感があります。音場はすごく広いとまでは言いませんが、このサイズからすれば十分驚きに値する広がりを感じました。

BOSE

 スマホなどとは、Bluetoothで接続します。残念ながら最近はやりのNFC対応ではありませんが、ペアリングは6台まで記憶。バッテリーを備え、通常音量で7時間の連続再生が可能です。載せるだけで充電可能なクレードルが付属するので、家屋内では台に置いて使い、必要に応じてサッと持ち出すといった使い方ができます。外部入力端子もあります。実は、マイクロUSB端子も見つけたのですが、これはファームアップデート用で充電などには使用できないとのこと。12ボルト駆動なので、クルマのシガーソケットからも電源を取れるそうです(別売アダプター使用)。

BOSE

●おもなスペック
カラー シルバー
外部音声入力 3.5mmステレオミニジャック×1
付属品 充電用クレードル、専用電源アダプター
サイズ/重量 180(W)×59(D)×51(H)mm / 655g

 

BOSE

↑付属のクレードル。ACアダプターはかなり薄型。クレードルを使わず、直接スピーカー本体にACアダプターをつなぐことも可能です。


 アクセサリーは7月発売予定です。

BOSE

↑別売のSoundLink Mini travel bag(5040円)。ACアダプターも合わせて収納できます。

BOSE
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↑別売のSoundLink Mini soft cover(2940円)。3色展開です。ブルーとグリーンはスケルトン。

 野外に持ち出して仲間と音楽を楽しむのもよし、パーソナルスペース用の小型スピーカーとして活用するのもよし、です。


■関連サイト
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