Tumblrの色をあのWebサービスふうに変えてみる全8色

2013年05月24日 13時30分更新

　ネットの基本はエロとグロ！　信じているのは空飛ぶスパゲッティモンスター！　好きなミームはtanasinn...！　今日もリブログ明日もリブログ、みなさんこんにちは、Web担サカモトです。Yahoo!によるTumblr買収が報じられてからというもの、何時背景が紫色になるか？　ビクビクしながらリブログする日々を過ごしています。

　「Tumblrサイトの色は紫にはなりません!」（関連サイト）とデビッドは力強く宣言していますが、実際どうなんでしょうね。Yahoo!に買収されたサービスというと、どうしてもFlickrが思い出されますし、同じ轍を踏むんじゃないか？　そんな疑念も頭をよぎります。デカイ企業が買収先を自分色に染めにかかるのは業界限らず常套手段、ビジネスセオリー。それで死んだブランドは死屍累々、歴史の常。デビッドの言葉を信じて、今はただ黙ってリブログを続けたいと思います。

　さておき。

　もしもサイトの色が変わったらどうなるだろう？　と思い立ち、Tumblrの背景色をメジャーなWebサービスのテーマカラーに変えてみました。

　なんということでしょう～、Photoshopで色相・彩度をいじっただけで雰囲気はガラリと変わり、殺伐としたTumblrがなんだか万人受けしそうなサービスになってしまったではありませんか～。Adobeの粋な心遣いです。

　「おっと、なかなかいいんじゃないのォ！」という声もあるやもしれませんし、リブログで回ってくるGifアニメのように液晶を叩き割りたくなる人もいるやもしれません。

　というわけで、以下に掲載したのでどうぞ。拡大画像をダウンロードして新規タブで開いてみると、より雰囲気をつかみやすいかと思います。レッツトライ！

■Tumblrオリジナル

　これが基本です。開いた瞬間から誰もが等しくリブログマシーンになれる。そんな安心感を約束するダッシュボードがここに。

■Yahoo!の紫

　パープル。神聖なカラ―です。偉いお坊さんの袈裟じみた色合いが、リブログばかりの不浄な心を洗い流してくれそうです。たまには自分でアップもしなさい、と。そういえば、ネットバブル最盛期の90年代末頃、新宿駅南口を出た歩道橋横あたりに紫色と黄色で彩られたYahoo!ロゴのネオンサインがギラギラしていた記憶があります。あれ、何年頃まであったんですかね？

■Facebookの青

　もともとtumblrに近い青系統なので、これはこれでありなのかも？　ビジネスマンの必須ツール的に、上司の投稿をリブログすると査定がアップみたいな。新しいゴマスリツール。就活前の学生たちもそろってTumblrを開始したり。ニュービーたちがオシャンティーなカフェーの写真をアップして、古参tumblristに実名利用を強いてきそう。匿名許すまじ！　ニンジャ殺すべし！　コワイ！（関連サイト）　「売上が100倍アップするビジネスTumblr術」とか、そういう本が店頭に並んでtumblrコンサルタントが量産体制に入る未来。

■Twitterの水色

　こ、これは、かつて知ったるTwitter！　知っているのか雷電！？　昔のTwitterふうでなんだか懐かしく、小ネタを挟みたくなる色です。民明書房刊的な。同じ青系統なのに、ちょっと明るくするだけでこんなにもさわやかなサイトになるなんて。リブログがすぎるとクジラが出てくるギミックつき。半年前の「バルス」が何度もリブログされて表示されます。

■Google+の赤

　期せずしてマクドナルド感あふれる赤色になってしまいました。キャプチャしたGoogle+のファビコンからカラッピッカーで抽出して、色みを調整したのですが。まさにドナルドマジック。それはそうと、この色を見ていたらなんだかポテトが食べたくなってきますね。ロゴの色が黄色になったらますますポテト感があふれそう。

■LINEの緑

　スタンプ機能が使えそうなサービスに変化。いまにもコニーとブラウンがブラウザの隙間から躍り出てきそうな、親しみのある色みですね。リアルグラフなTumblrに。身近な親しい人同士でリブログ。Tumblrコインがもらえたりとか。首相官邸公式Tumblrとか。そういえば、緑色はほかの色に比べてクリックレートが高いんですよ。成果を問われて首のまわらないWeb屋さんは試してみてください。

■mixiの黄土色

　きなこをまぶした和菓子みたいになりました。五家宝に信玄餅、きなこ棒。串の先っちょが赤いヤツはアタリです。もう一本もらえます。抹茶を飲みながら楽しみたいWebサービス。大好きな実家のおばあちゃんにも安心してすすめられるやさしい色あいです。「ネットの基本はエロとグロ。ネットはオレを騙そうとしている」そんなふうに頑なに思いこんできた自分が恥ずかしい。日本人に必要な、侘び、寂びの精神を思い出させてくれます。

■はてなブルー