発表会で公開された新型Kinect、Xbox One、コントローラーの3点セット。コントローラーの大きさとの比較で推定すると、本体は特にコンパクト化された印象はない。 |
米Microsoftは5月21日 午前10時(現地時間)、新型Xboxの概要を発表した。事前の噂ではXbox Infinityという呼称ではないかという見方もあったが、正式名称は『Xbox One』。2013年後半より、全世界で発売されるという(Around the World, Late this year)。ローンチ国に日本が含まれるかは現時点では未確認。価格も発表されていない。
Xbox Oneはテレビ映像、ゲーム、音楽、ブラウジングなどをテレビ画面で楽しめるように最適化されており、切り替えラグをほぼなしでさまざまなコンテンツを行き来して楽しめる。発表会でのデモでは、新型Kinectを使って音声コマンドでマルチタスク的にそれぞれのコンテンツを行き来する様子がデモされた。
現時点で公表されているスペックは以下のとおり。HDMIの“In”があるのが面白い。
CPU | 8コアCPU |
メモリー | 8GB |
HDD | 500GB |
光学ドライブ | Blu-ray |
無線 | 802.11n無線LAN with WiFi Direct |
入出力 | HDMI In/Out |
インターフェース | USB3.0 |
Xboxは初代『Xbox』が2002年2月22日発売(国内)、続いてXbox360が2005年12月10日発売されており、約7年半ぶりの最新型のローンチとなる。北米のリサーチ会社、IDCによれば世界累計出荷台数は2012年12月時点で7600万台(関連リンク)。Xbox Liveによる強力なオンライン連携を特徴とし、いまだに北米地域での人気は根強い。
発表会の模様は日本時間午前2時からライブ中継されており、日本マイクロソフト公式サイトによると、イベント終了後に翻訳つきの映像も配信予定としている。今回の発表会はE3 2013のプレ発表ともいえるもので、価格やローンチ国、同時発売のゲームタイトルの一覧などについてはE3で公表されると見られる。
発表会では、レーシングシミューレーター『Forza 5』や人気FPSの最新作『Call of Duty Ghosts』、『FIFA14』、『Madden NFL 25』、『NBA LIVE 14』、『EA SPORTS UFC』、『Quantum Break』などの開発に言及。また、XboxのブロックバスタータイトルであるHaloシリーズがスティーヴン・スピルバーグ監督によってテレビシリーズ化されることも公表している。
本体は、4隅が丸みを帯びていた従来のXbox360と異なり、シンプルなデザイン。 |
原稿執筆時点で唯一公表されているスペック。Blu-rayの搭載は、ある意味待望といえるもの。8コアCPUの性能は未知数だ。 |
新型Kinectのスペックと分解イメージ。フルHDのカラー撮影に対応し、デザインもバー状の形に一新されている。 |
Xbox One用コントローラー。見たところ、現状のXbox360用コントローラーをベースに、キープコンセプトでデザインを一新したように見える。Xboxボタンの配置以外は、360用コントローラーに非常に似ている。 |
Xbox One用のKinect。バー形状のスリークな外観になり、Xbox Oneと統一感のあるデザインになっている。 |
(5月22日 3:50追記 スペック表と画像を追記しました)
(5月22日 9:50追記 高画質画像と差し替えました)
●関連
news.xbox.com(英語)
Xbox公式サイト
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