最近、生放送の機材を買い集めている。と言ってもプロの機材ではなく、どちらかというとアマチュア寄りな感じ。近ごろはアマチュア用機材でも、プロ用と同レベルの映像を撮れるが、それでも映像をキレイに撮ることは難しかったりする。
そこで重要なのがライティングだ。顔に影ができて暗い感じだと、見ている方も暗い気持ちになってくるものである。
しかし、ライティング機材はプロ専用のものが多く値段も高い。そんななかスタッフが見つけてきた機材が、今回紹介するLPLの『LEDライト VL-1600C』である。
160個もの白色LEDランプがついたコイツは直視できないほど明るい。明るさの調節は15段階も可能で、熱くならないからトレーシングペーパーを使い柔らかい光を表現することもできる。色温度(色味)も付属のオレンジとピンクの変換フィルターで変更可能だし、単三電池6本使用しなければいけないが、LEDなので消費電力も少なく、長時間のライティングが可能。しかもソニーのNPバッテリーなども使用できてしまう。重さはわずか340グラムで、三脚やカメラの雲台にも直接装着できるので、ムービー系のロケにはもってこいなのだ。
質感が安っぽいのが気になるが、今年のDGPデジタルカメラグランプリ受賞の名に違わぬ性能。値段も1万円強で、数万円するプロ用と比べ、コストパフォーマンスは驚くほど高い。非常用ライトなどの用途としてもぜひ一度使ってもらいたい。
■今週のガジェット■
『LEDライト VL-1600C』
白色LED160個と鏡面リフレクターを備えた、照度6000/50cmルクスのライト。点灯時間内は、明るさがほとんど低下しないのも特徴。
サイズは、約150(W)×55(D)×130(H)mm、単3電池と自由雲台込みでも497グラムと軽量。
発売元 LPL(関連サイト)
実売価格 1万3000円前後
■今週の近況■
肝臓の3Dプリンター化で人体移植に一歩前進
小さいニュースかもしれないが、ついに人間の臓器を立体成形できたことは驚嘆に値する。3Dプリンター革命における一番の成果かもしれない。こういったことが想像の世界ではなく実現できるようになったのは、科学者や技術者にファンディングする仕組みが作られていることが一番大きい。
お金のことを気にせず技術の実用化を進められ、世の中に役に立つ医療技術を普及させるような活動に、私も従事していきたい。
※この連載は週刊アスキー2013年5月28日号(2013年5月14日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
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