KDDIと大日本印刷、三井物産、東急モールズディベロップメント、イッツ・コミュニケーションズの5社は5月13日(月)~6月27日(木)まで、東京・南町田のオープンモール型ショッピングセンター『グランベリーモール』にて、スマホを用いたO2O(Online to Offline)の実証実験を実施します。
ユーザーは店舗スタッフが提供する商品情報を表示するアプリ『すなっぴん』と、クーポンをエリアでプッシュするアプリ『くーぴん』を利用して、気になった商品がある店舗までの誘導などのサービスが受けられます。
↑KDDIサービス企画本部ライフサービスデザイン企画部の松原理氏が実証実験推進にあたって目的などをプレゼン。 |
O2O消費は17年に全体の半分に |
↑O2O消費は年々増大し、'17年度には50.9兆円とEC市場全体の半分を占めるとの市場規模予測を提示。 |
実験参加の意義を解説 |
↑グランベリーモール総支配人の佐藤和弘氏は、実証実験に参画する理由を解説。 |
ユーザーは店舗スタッフが提供する商品情報を表示するアプリ『すなっぴん』と、クーポンをエリアでプッシュするアプリ『くーぴん』を利用して、気になった商品がある店舗までの誘導などのサービスが受けられます。
アプリはiOSとAndroid版がそれぞれ用意されており、NFC対応スマホユーザー向けにNFCタグも用意。2つのアプリは全キャリアの端末で利用可能です。
ユーザーの位置情報は、グランベリーモール内にある無線LANスポットで測位されるため無線LAN機能のオンが必須。『すなっぴん』では店舗と自分の位置関係を地図で確認できます。
2つのアプリを提供 |
↑実証実験では商品情報PRアプリ『すなっぴん』とクーポンアプリ『くーぴん』を利用する。 |
『すなっぴん』はユーザーを誘導 |
↑『すなっぴん』は商品情報を表示し、ユーザーが興味を引いた商品を扱う店舗の位置をマップで提示。 |
商品情報を表示 |
コンテンツの詳細 |
ショップ情報などを表示 |
ショップにユーザーを誘導 |
クーポンアプリ『くーぴん』はグランベリーモール内の4つのゾーンいずれかにいるかの位置情報をもとに、クーポン情報をユーザーのスマホにプッシュ配信。スマホに表示されたクーポンをショップスタッフに見せることで割り引きサービスが受けられます。
『くーぴん』はプッシュ型 |
↑『くーぴん』は無線LANの位置情報をもとにグランベリーモールのエリアごとにクーポンを端末にプッシュ配信する。 |
クーポン情報をプッシュ |
↑無線LANを有効化した状態でアプリを起動すると、現在地近くのエリアのクーポン情報がプッシュ配信される。 |
クーポンの詳細を確認 |
↑エリアクーポンを確認後、クーポンを使いたい場合は“今すぐ使う!”をタップする。 |
2段階でクーポンを有効化 |
↑クーポンを使う場合は間違って使ってしまわないよう、スライドキーとボタンの2重確認が行なわれる。 |
クーポンを表示 |
↑クーポンを有効化したら、店頭のスタッフにクーポンを見せることで割り引きサービスを受けられる。 |
実証実験が2つのアプリに分かれているため少々混乱しますが、商品情報をパラ見できる『すなっぴん』は買うモノを決めずブラブラしている際によさそう。『くーぴん』はプッシュ型サービスのため、向かう店舗が決まっている際に便利そうです。
参画各社の役割 |
↑『すなっぴん』はKDDIが、『くーぴん』は大日本印刷が担当し、無線LAN測位インフラは三井物産が担当する。 |
グランベリーモールはこの実証実験を“BERRY SMART DAY”と名付けてイベントを告知。Amazonや楽天などオンラインショップに押される実店舗の今後を占うO2O、今後さらに各地で提供サービスが増えていきそうですね!
【すなっぴん】
【くーぴん】
●関連サイト
・KDDI(プレスリリース)
・グランベリーモール(イベントページ)
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