オリンパスのミラーレス一眼“PEN”。その最上位機種『PEN E-P5』が発表となった。
『E-P5』
●オリンパス
●予想実売価格(6月下旬発売)
17mm F1.8レンズキット 14万円前後
14-42mmレンズキット 12万円前後
ボディーキャップレンズセット 10万円前後
前機種と同じじゃねーの!? なんて見た目で思ったら大違い。
この『E-P5』は、ミラーレス一眼で初となる8000分の1秒高速シャッターを搭載したPENシリーズ最上位機種。
8000分の1秒というと、ハイクラスのデジタル一眼レフなど、現行の数機種のみが実現する速さ。125分の1秒でギリギリ手ブレ回避してる俺からしたら、夢のようなシャッタースピード。で、それが小型なミラーレスに乗っちゃってるんだから驚きです。
さらにWiFi搭載花盛りのカメラ市場では後発となるオリンパスですが、ワイヤレスAFシャッターや電源オフ、GPSログの添付のほか、QRコードでのスマホ連携など、他社にない機能もモリモリっと加えて載せてきました。
名機の呼び声高い『OM-D E-M5』からセンサーを継承。さらに、『OM-D』より進化した5軸手ブレ補正を採用。
操作系の注目は2つのダイヤルをファンクションレバーで切り替えて使う“2×2ダイヤルコントロール”を搭載。
人気のアートフィルターやタイムラプス動画も装備し、撮影機能は充実。
さらに、注目なのがレンズキットに付属する電子ビューファインダー(EVF)『VF-4』。
フルサイズ機に匹敵する1.48倍のファインダー倍率に、視野率100%の236万ドット液晶を採用。
カラバリは全3色。
外観についてもパッと見はそれほど変更がないように思えますが、そこはオリンパスが力を入れまくった最上位機種。
グリップの高さやダイヤルの位置などをさまざまなパターンで検証したそうで、「開発には金型がズラーっとあるんですよ!」とのこと。ネジが表面に出てこないように、とネジの位置にもこだわり、内部は寄せ木細工のように仕上げているそう。
2つのダイヤルも負荷を変えたり、左右のストラップ取り付け部分も、シャッター側は指が当たらないように、と微妙に調整。と説明を受けてないと見逃しそうなところも改良してます。
で、実際に持ってみると、シャッターを押すときには「ほほー、指が当たらな~い!」なんてそんな心遣いが感じられるんですが、そんな調子であちこち見てると、まるで「俺のためにカメラマイスターがつくってくれた1台なのでは!」と思えてきちゃいます。
高速さとOM-D画質、そして微に入り細に入りユーザーの使いやすさにこだわった『E-P5』。レンズキットで12万円と決してお安くはないのですが、付属のEVFが別売だと3万2000円……なんて計算は置いといて、ぜひそのつくりにも注目してください~。
●SPEC
有効画素数 1605万画素
撮像素子 4/3型 Live MOSセンサー
ディスプレー 3インチ液晶(約104万ドット)
動画記録 MOV(MPEG4/H.264)
記録メディア SDXCカード
サイズ/重量 122.3(W)×37.2(D)×68.9(H)mm/約420g(撮影時)
そして、同時発表となったミラーレスがもう1台。
『PEN Lite E-PL6』
●オリンパス
●予想実売価格(6月下旬発売)
14-42mmレンズキット 8万円前後
14-42mm&40-150㎜ダブルズームキット 10万円前後
ボディーのみ 7万円前後
こちらもOM-D画質に12種類アートフィルターを備え、自分撮りができる170度回転モニターはタッチAFが可能。
こちらはカラバリが4種類。これは悩む……、けどこちらも発売は同じ6月下旬。もう少しあるので、もうちょっと悩みましょ~。
●SPEC
有効画素数 1605万画素
撮像素子 4/3型 Live MOSセンサー
ディスプレー 3インチ液晶(約104万ドット)
動画記録 MOV(MPEG4/H.264)
記録メディア SDXCカード
サイズ/重量 110.5(W)×38.2(D)×63.7(H)mm/約325g(撮影時)
※2013年5月10日14:50 E-P5のセット内容が一部間違っておりました。“ボディーキャップレンズセット 10万円前後”が正しい内容となります。お詫びして訂正いたします。
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54,176円
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OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL...
49,722円
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