自宅の光回線やADSLからWiFiの電波を飛ばしている人は多いだろう。しかし、違う部屋に行ったりすると通信が安定しないことがある。そういった場合に利用するのが、WiFiのエクステンダー『MZK-EX300N2』だ。WiFiの電波をキャッチし、新たな中継拠点となってくれる。
また、有線LANの接続も可能で、モデムとつないでWiFi環境をつくり出すこともできる。小型なので、出張先のホテルでも活躍しそうだ。
……と、 ここまでは通常の使い方。
こいつの実力は正直そこにはない。ポイントはこの端末にある有線LANの接続ポート。キャッチしたWiFiの電波を、有線経由でさまざまな機器につなげられるのだ。最近のテレビやゲーム機などは、ネット経由でYouTubeなどの動画を見られるが、通信の安定性を重視するため有線LAN推奨だったりWiFi未対応のものがある。しかし、このエクステンダーがあれば、有線LANしか対応していない機器でもWiFiでネット接続が可能だ。もちろん、邪魔な配線をなくせるというのもかなりアツい。
また、最近は家庭用の回線を契約せず、LTE対応のWiFiルーターを契約している人も多いだろうから、そういった人にとっては利用価値が高いと思うのでぜひ使って欲しいと思う。
とアツく語ってみたものの、ぶっちゃけ、有線LANにしか対応していないネット接続機器というものに問題があると思うのは、私だけなのかね?
■今週のガジェット■
『MZK-EX300N2』
家庭や職場内のWiFiエリアを拡大できる中継機。IEEE802.11g/b/n対応で、ゲーム機などの接続にも最適。一戸建ての別の階など、電波の届きにくい場所で重宝する。側面にUSBポート、背面に有線LANポート2基とWPSボタンを備える。
発売 プラネックスコミュニケーションズ(関連サイト)
実売価格 2200円前後
■今週の近況■
選挙運動でついにネット解禁!
LINEが公式アカウントを全政党に無償配布するとか、イケイケだなあ……。ネット選挙解禁は、ネット業界にとっては待ち望んでいた事でもある。これからあらゆる手を使って、各政党や候補者はネット上の活動を実施すべく努力を続けるだろう。ただ、ネット選挙のノウハウってのは試行錯誤の連続だろうし、いかに普段からスマホとかを使い込んでいるかが鍵になる。理由をつけて、新しいテクノロジーを使おうとしないのはたんなる怠惰である。
※この連載は週刊アスキー2013年5月21日号(2013年5月7日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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