『dynabook KIRA V832/28HS』
●東芝(関連サイト)
●実売価格 17万円前後
■液晶解像度は2560×1440ドット
↑720p動画(1280×720ドット)のちょうど4倍で、ブログなら2つ並べても余裕で収まる。
■"harman/kardon"スピーカー搭載
↑底面左右に配置。机の上など置いた面で音を反射させ、ウルトラブックの中では音の広がりが別格。
■バッテリー駆動時間はウルトラブックの平均以上
↑高解像度液晶を搭載するノートだとバッテリー駆動時間が少なくなりがちだが、本機は無線LANによるウェブ巡回で約6時間半と及第点。ただし、長時間駆動モデルと比べるとややもの足りない。
高解像度だけじゃない高品質パネルを搭載
世界初となるWQHD(2560×1440ドット)液晶を搭載したウルトラブックが発売された。これまでフルHDが一般的だったウルトラブックだが、他社に先駆けて東芝が投入。高解像度液晶搭載ノートのブームを予感させる製品となっている。
最大の特徴はもちろんこの高解像度液晶。タッチパネルの反応は良いが、最大解像度で常時使用するのは細かすぎるきらいもある。ウェブのリンクなども小さすぎてタッチしにくい場面もあるが好みで調整可能だ。
何よりオフィス2013が付属し、広大な作業領域でエクセルを編集できるなど、ビジネスシーンで使いやすさがある。また、肉眼ではドットが判別できないほど細やかで発色が良く、斜めから見たときの色変化の少ない液晶はエンタメ目的の閲覧にも向く。エレメンツ版のフォトショップとプレミアが付属するので高度な編集もできる。
本機はミドルレンジのコアi5やSSD 128GBなど、ウルトラブックとしては平均的な仕様になっている。もちろん、直販モデルでコアi7&SSD256GBの構成(18万9800円)も可能だ。
ライバルMBPと比べると軽さにメリットあり
超高解像度ノートといえば13インチ MacBook Pro Retina(227dpi)が連想されるが、縦方向の解像度や実売価格で4万円ほど負ける。しかし、“13インチMacBook Air並みの重量で、MBP Retinaより約2倍バッテリー駆動時間が長い”という点で、モバイル機としては本機に軍配が上がる。外装の触感や天板の開け閉めのスムーズさ、軽快ながらしっかりとしたストロークがあるキーボードなど、手触りに関する部分に高級感がある。良い意味でアップルへの対抗意識を感じさせる出来になっている。
実用的な付属ソフトと組み合わせて広い作業領域で効率的に作業ができ、エンタメ目的でも高品質で楽しめる、これぞ次世代“ウルトラブック”という仕上がりだ。
SPEC
CPU Core i5-3337U(1.8GHz)
液晶ディスプレー 13.3インチ(2560×1440ドット、221dpi、10点タッチ対応)
メモリー 8GB(最大8GB)
SSD 128GB
通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
インターフェース USB3.0×3、HDMI出力、SDカードスロットほか
付属ソフト Microsoft Office Home and Business 2013、Adobe Photoshop Elements 11、Adobe Premiere Elements 11
OS Windows8(64ビット)
サイズ/重量 316(W)×207(D)×19.8(H)mm/約1.35kg
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