ホール4の自衛隊・在日米陸軍ブースは“超2525中隊”を結成し、ニコニコ超会議2の来場者すべてを笑顔にする作戦“Operation Nico×Nico”を発令。民間イベントで初披露となる最新鋭戦車『10式(ひとまるしき)戦車』を中心とした自衛隊・在日米陸軍ならではの迫力ある展示と、意外な一面(?)で来場者を大いに賑わせた。
●大迫力! 超ハイテクタンク『10式戦車』を展示
これが純国産の最新鋭戦車『10式戦車』だぁー! 陸自の4代目となる戦車で、C4I(指揮・統制・通信・コンピュータ・情報)機能や主砲の自動追尾機能を搭載したハイテク戦車。単体でみると大きく感じますが、これでも前モデルの90式戦車より小型軽量化されています。
戦車なんてミリタリーマニアしか興味ないかと思いきや、女性や別ジャンルのコスプレーヤーも熱心に撮影するなど老若男女問わず大人気で、空前の戦車ブームを目の当たりにした気分です。
『10式戦車』スペック
乗員 3人
全備重量 約44t
全長 約9.4m
全幅 約3.2m
全高 約2.3m
最高速度 時速70キロ
エンジン 水冷4サイクル8気筒ディーゼル期間
出力 1200馬力/2300rpm
兵装 120ミリ滑空砲、12.7ミリ重機関銃
ちなみに10式戦車は陸上自衛隊富士学校から一般道を陸送して会場に運搬したとのこと。
●10式戦車と著名人の貴重なツーショットも
緊急参加した安倍首相をはじめ、自民党・石破幹事長、ナインティナイン岡村さんらが10式戦車に搭乗! ニコニコ超会議2に訪れた有名人が10式戦車を見学・搭乗する“10式戦車詣”が、自衛隊ブースの隠れた見どころです。
●自衛隊裏話も飛び出す楽しいトークショー
10式戦車の正面に設営されたミニステージでは、陸自“10式戦車開発者によるトークショー”、海自“潜水艦よもやま話”、空自“空飛ぶ広報室とブルーインパルス”というテーマでトークショーを開催。自衛隊は機密事項の塊なんじゃ? という先入観を打ち砕く裏話の数々が飛び出したほか、来場者やニコ生コメントからの質問にも答えてくれました。
超会議当日の0時まで告知が伏せられていた、特別ニコ生放送『中上育実(連隊長代行)の装甲親衛歩兵連隊放送』も10式戦車正面から放送。ガルパン秋山殿+USAGI連隊の面々によるミリタリーマニア目線の濃いトークが繰り広げられました!
●陸・海・空の活動を伝える展示ブース
展示ブースでは各自衛隊の装備品(模型、実物)や活動現場の写真パネルを展示。展示された車両に乗り込んだり戦闘服を着て記念撮影できるほか、難しい質問にもメチャクチャ詳しい広報官が回答してくれるので、ライトなファンからコアなマニアも納得の展示です。
習志野駐屯地(千葉)の第一空挺団からやってきた高機動車。
10人の兵員を輸送できるトラックで、トヨタ・メガクルーザーの元車両。見るからに手強そうですが操縦はAT変速で簡単とのこと。
これも第一空挺団所属の偵察用オートバイでベースはカワサキ・KLX250の現行モデル。ヘッドライトはあえて1灯に換装されているのが渋い。偵察時はヘッドライトを消して補助ライト+暗視装置で運転します。
戦う男のメシはレトルト! そして自衛官の戦闘糧食(レーション)といえば缶詰! は過去の話。最近はレトルト食品のほうが一般的だそうです。
浮き輪と制帽が2つずつ。小さい浮き輪は潜水艦用、派手な制帽は一佐・二佐用制帽。似ているアイテムでも実は全然違うのです。
救命胴衣も護衛艦と潜水艦で異なり、護衛艦用(灰色)は浮力材がたっぷり詰まった大きい胴衣、潜水艦用(オレンジ)は乗降ハッチが狭いので、コンパクト重視の薄手タイプです。
航自ブースではパイロットスーツ、陸自ブースでは防弾チョッキを着用してコスプレ(?)撮影が可能。気軽に挑戦したらサイズがキツい&超重い! 防弾チョッキの重量は約10キロほどだとか。
●本格的な撮影スペースで記念撮影も
バックペーパー+多灯ストロボを備えた本格スタジオさながらの撮影スペースによる“コスプレ撮影会”も開催。陸自・迷彩服、空自・パイロットスーツ、海自・制服を着用して一眼カメラで記念撮影してもらえました。使用カメラはもちろんニッコ……ニコン! 衣装だけでなくポージング指導も本物で、制服に合わせて正しい敬礼方法を教えてくれます。海自は敬礼時にワキを空けない!
●在日米陸軍ではトモダチ作戦の報告も
在日米陸軍も自衛隊と併設してブースを展開。在日米陸軍の活動内容や東日本大震災でのトモダチ作戦の成果報告、屈強な兵士達との記念撮影、日本語堪能な広報官に質問でき、軍事ファンならずとも楽しめた。また在日米陸軍ブラスバンド・ロックバンドが“演奏してみた”、“結婚式”、“アイマス”など他ブースとコラボし、ノリのいい演奏で超会議2に華を添えてくれました。
■関連サイト
防衛省・自衛隊
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