暖かくなってきたので、そろそろバイクに乗ろうかという冬眠ライダーが動き出す昨今。GWにツーリングも良いですね。でもクルマでの移動と比較して、バイクってヘルメットをかぶってしまうと運転中に得られる情報って少ないもの。特にツーリングの時は一緒に走っている仲間とのコミュニケーションに何かと苦労したり。そんなライダーにオススメアイテムがオートバイ用のBluetoothヘッドセットユニット。サインハウス製の『B+COM(ビーコム)』は、自分が愛用しているヘルメットに専用のスピーカーとマイクを後付けで装着できるユニットなのだ。
↑パッケージには本体に薄型のステレオスピーカー、ヘルメットの形状に合わせて使い分けられるマイクが2種類。ヘルメットに合わせた取付用の各種アタッチメント、充電用のアダプターやケーブル類と必要な物は全て入っている。 |
本体は専用のアタッチメントによってヘルメットの外側に装着するしくみ。3つのボタンとジョグダイヤルで全ての操作が行なえます。ボタンは大きくてシンプルな配置なので、グローブをしたままでも大丈夫。IP67対応で雨天での使用も心配なし。内蔵されたバッテリーは連続で約16~18時間使用できるから普通の移動なら問題ないでしょう。万が一外で充電が必要になっても、充電はUSB端子なのでスマホ用のモバイルバッテリーも使えるのが嬉しい。
↑ヘルメットの左側に本体を装着する。重量は58gで負担は感じない。充電はMini USB端子で行う。 |
実はこの商品は4代目。数年前から存在していてツーリングが好きなバイク乗りにはメジャーな製品だったりします。最新モデルの『B+COM SB4X』はBluetoothが3.0になり、より安定した電波出力で感度や飛距離、そして音質も大幅にアップしたのです。
↑防水、防塵対策も完璧。アタッチメント装着部にはパッキンが装着されている。 |
最近はバイクでもナビは必需品になりつつあります。でも小さい画面をバイクを運転しながら見るのも一苦労だし何より危ない。クルマならば音声ガイドに頼れるのけれど、バイクだとヘルメットを被っているし屋外だから音声が聞ける訳もない。例えばナビの音声をBluetoothで飛ばせられれば、B+COMで聞けるので、とても助かります。運転にも集中できるので安全!
個人的にイチオシがスマホによるインターネットラジオの聴視。番組の途中で流れてくる天気や交通情報などはとても有益で、情報が少ないバイクツーリングの強い味方です。
↑後部のジョグは回す操作と押す操作に対応。オーディオ再生時は、音量の操作と曲送りの操作としても使える。 |
また、4人が同時に会話できるグループ通話(トランシーバーモード)も使うとやめられない機能。見通しが良ければ1km以上も離れて通話ができるので、小規模のグループツーリングにオススメ。「次のサービスエリアで休憩しよう」という連絡や、先頭のライダーが後ろのライダーに路面状況を知らせるなど、おしゃべりしながらのツーリングは安全にも繋がるし、なによりも楽しく新鮮な体験なのですよ。
↑ジェットヘルメットに便利なフレキシブルアーム型マイクユニットと、フルフェイスヘルメットに便利なケーブルスピーカーが選択して装着できる。マイクは風切り音を拾いにくい特殊なタイプ。 |
↑スピーカーは直径44mmで音量、音質共に良好な印象。装着時には耳に近い部分のパッド内に入れる。耳に干渉せず被り心地に変化の無い部分をみつけよう。 |
もちろん、スマホやポータブルオーディオの音楽をBluetooth経由で聞けるし、電話の着信通話にも対応している。耳にイヤフォンを入れるタイプではないので、外部の環境音も適度に聞こえるから安全性も犠牲になっていないのが良いです。
これら機能を支えているのがリッチなBluetooth環境。コアチップに英CSR社のBlueCore05MMをベースにした3チャンネル独立モジュールを内蔵しており、さまざまな接続を維持したままにスムーズに切り替えができるようにしている。対応プロファイルもHSP、HFP、A2DP、ACRCP、GAVDP、ICP、GAPと一般的な物には全て対応済み。オーディオは著作権保護のSCMS-Tに対応しているから、最近のスマホやタブレットはほぼ網羅している。
お気に入りの音楽を聴きながらナビの音声を確認して、しかも仲間同士との会話を楽しむ。バイクでの移動が数段楽しくなるに違いない。
↑ケーブルが無いので実に快適。一度使うと病みつきになるはず! |
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●サインハウス
●実売価格 シングルユニット 約3万5000円、 ペアユニット 約6万5000円
●関連サイト
サインハウス
サインハウス商品ページ
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