ベンチマークソフト『3DMark』のランキングで、かの『GALAXY S4』を抑えてハイスコアを叩き出しているのが、無問題(MOUMANTAI)で取り扱い開始した『Xiaomi Mi2S』。ACCNが黙って置いていったので、リスキーでやれって意味ですよね? はいはい。
飾り気のないパッケージですが… |
中身は意外にセンスよし! |
“MI”というブランド名と“xiaomi.com”とメーカーURLが書かれているだけの簡素なパッケージですが、結構センスありますね。保護用フィルムに各部名称が書かれているのは実にいいアイデア。
パケ裏に詳細情報あり |
パッケージ裏には詳細なスペックが書かれています。“四核”はクアッドコアのことですね。なんとなく意味がわかってしまうのがうれしいところ。と言いつつ、ちょっと自信がない項目もあるので、無問題に掲載されているスペックを転載しておきます。
【スペック】
・OS:MIUIシステム Android 4.1
・CPU:1.7GHz クアッドコア Qualcomm Snapdragon 600 (APQ8064T)
・GPU:Adreno320
・RAM:2GB
・バッテリー:3.7V 2000mAh
・内蔵ストレージ:16GB
・サイズ:126 x 62 x 10.2 mm
・重さ:145g(バッテリーは除く)
・液晶:4.3インチ IPS液晶 1280 x 720
・タッチパネル:静電容量方式 マルチタッチ対応
・カメラ:800万画素(裏面照射型CMOSセンサー) 27mm F2.0 LEDフラッシュ オートフォーカス 毎秒8連写
・フロントカメラ:200万画素(裏面照射型CMOSセンサー)
・電子コンパス
・加速度センサー
・ジャイロセンサー
・気圧センサー
・光センサー
・温度センサー
・Gセンサー
・GPS + GLONASS AGPS
・対応ネットワーク:GSM 850/900/1800/1900MHz WCDMA 850/1900/2100MHz
・データ通信:GPRS/EDGE/HSPA+
・Wi-Fi: 802.11 b/g/n Wi-Fi Display WI-Fi Direct
・Bluetooth 4.0 HID
・システム言語:英語 中国語
・同梱品
Mi2S x1
バッテリー x1
USBケーブル x1
ACアダプタ(100-240V対応)
……なんかもうやけくそなまでにハイスペックです。ディスプレー解像度以外は、いま日本の携帯電話ショップに並んでいるスマホに匹敵します。
裏を見てみます |
側面を見てみます |
底面を見てみます |
質感も悪くないです。『Xperia Z』とかと比べてしまうと荒削りですが、十分に薄く質実剛健な『Xiaomi Mi2S』のほうが、実用性高いかも。落としても、それほど心が傷つかないというか。
さて、電源を入れてみましょうかね。
電源オン! |
電源を入れると言語として簡体中文、繁体中文、そしてEnglishが表示されます。ほかの言語は入っていません。
日本語表示は可能です |
とは言え、Android4.1ですから日本語表示は問題なく可能です。たぶんACCNが中華フォントにしかめっ面するでしょうが、中華スマホなのですから当たり前。むしろ中華フォントを味として受け止めるべき。ですよね? 山根博士。
独自マーケットのみ |
さて、早速アプリをインストールしようと思いましたが、Google Playが入っていません。独自ストアの“Market”が入っているのみです。
実は、この独自ストアのなかにGoogle Playが入っていましたが、Xiaomiのアカウントを取得しないとインストールできなかった。なので、スミマセンが今回はネットの海を漂っていたGoogle Playのapkファイルをインストールしちゃいました。リスキーだろぉ? 正直、なんかXiaomiのアカウントを取得するのが怖かったというのもあります。ええ、こう見えて臆病なんです、ワタシ。
Google Playインストできたー |
Googleアカウントには標準対応 |
どのバージョンでもオーケーかわかりませんが、最新と思われるGoogle Playをインストール後に起動したら、スムーズにGoogleアカウントまで登録できました。Google Playが標準で入っていないのに、Googleアカウントには対応しているんですね。なんか怖いんで、捨てGoogleアカウントを作って登録しました。ええ、こう見えて臆病なんです、ワタシ。
定番ベンチ3本をインストール |
さて、ベンチマークソフトには定番の『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』、『Quadrant Standard Edition』、『3DMark』の3本を選びました。早速計測してみましょう。
『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』 |
『Quadrant Standard Edition』 |
『3DMark』 |
『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』は24740、『Quadrant Standard Edition』は11546、『3DMark』はIce Stormが12148、Ice Storm Extremeが6736。
『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』と『Quadrant Standard Edition』は、GALAXY S4のスコアよりちょっと落ちますが、それでも十分なスコア。一方『3DMark』は、GALAXY S4がIce Storm10819、Ice Storm Extreme6725とランキングで表示されているので(2013年4月23日時点)、『Xiaomi Mi2S』のほうが上回っていますね。最新中華スマホ恐るべしです。
結構熱くなりますけども… |
ベンチマークソフトの数値上とは言え、最新フラッグシップスマートフォンと競うだけのパフォーマンスを発揮した『Xiaomi Mi2S』。メリットとリスクを把握できる人にとっては、このうえなく魅力的な端末かもしれません。
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