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未来のTVはまさかの縦長? IFA2013の概要が明らかに

2013年04月20日 20時30分更新

 IFAといえば、世界最大のコンシューマーエレクトロニクスの展示会で、今年は9月6〜11日までドイツ・ベルリンで開催されます。それに先立ち、世界50ヵ国から300人の報道関係者をイタリアのサルディニアに集め、展示概要などを発表するプレスカンファレンスが行なわれました。初日はスポンサーのプレゼンテーションと、調査会社の市場動向が発表されました。現地より、編集長みやのがレポートいたします。

入口にはForte IFAの巨大看板
IFAGPC2013
↑サルディニアのForte Villageというホテルを借し切り。
プレスのみなさんが到着
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↑ヨーロッパはもとより、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアから続々と。
親日派のHeithecker氏
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↑主催者であるIFAのExective Director、Heithecker氏が開会のあいさつ。
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↑これが今回のカンファレンスのスポンサー・協賛企業。まずメーカーが自社の注目ポイントをプレゼンしていく。
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↑先頭はDeLongiグループで、KENWOODという調理器具と、BRAUNが傘下。景気動向は芳しくないが……。
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↑スマホとタブレット、高級車は売れているという。
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↑こちらがDeLonghiの最新コーヒーメーカーPrimadonna XSで、豆と水とミルクを投入すれば、プロの味がご家庭で味わえる。高級感をたもちながら、小型化がはかられており、お値段約1200ユーロ。ヨーロッパではポッド式がひと段落し、自分の好きな豆でエスプレッソを飲むのが流行りだそう。欲しいです。
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↑ロゴも日本のKENWOODととても似ていますが、調理器具メーカーなのです。今年はカラフルなシリーズ、チタンを使ったブレンダーをリリースするそう。
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↑日本でBRAUNというと髭剃りですが、高級ハンディーミキサーやアイロンを作っているんですね。
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↑続いてLOEWE。こちらも日本では高級革製品のブランドを思い浮かべますが、ドイツのTVメーカーです。
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↑CEOのHarsch氏が自ら登壇。
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↑1951年からドイツ国内でTVを作り続けている老舗だったのですね。デザインがシンプルなので、つい新興企業だと思ってしまいました。スミマセン。

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↑LOEWEの2013年はデザインはもちろん、画質もハイクオリティー。
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↑これも新開発の全方位スピーカーです。
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↑中身はこんな構造。上向きと下向きのスピーカーの音を拡散するようです。
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↑こちらは新型の持ち歩きスピーカー
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↑さらに未来のTVはこんな形も想定しているそう。
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↑あらゆる情報を表示するには、縦置きもかっこいいですね。
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↑続いてBOSCHとSIEMENSの合弁会社BSHのプレゼンは、製品ではなくアプリ。もちろん白物と連動します。
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↑まずは洗濯機のマニュアルが出現。ここまでは普通ですが……。
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↑衣類に付いているタグをカメラで認識し、洗濯機に洗い方を指示してくれる。とてもいいアイデアですね。
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↑次はお料理でございます。まずは冷蔵庫に残っている食材をチェック。
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↑今日食べたい料理を選びましょう。
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↑すると、スマホに「足りないおもの」が表示されます。お買いものに行きましょう。
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↑調理方法はオーブンレンジに自動でプログラムされます。できれば食洗機もプログラムしてほしいところですね。
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↑次はTP Visionです。Philipsのテレビ部門ですが、こちらもCEOのVries氏が登壇です。
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↑Philipsによると、同社のSmartTVでは月間11万時間ぶんのコンテンツが売れているそうです。
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↑こちらも連携アプリを使って、録画を観たり転送できる。
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↑そしてこちら。デザインにこだわった目玉商品です。
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↑実物がホテル内に展示してあるのですが、足がないというか、足がガラスというか、1枚モノのようなデザイン。もちろん、背面のLEDで映像に合わせて後光を発するのはPhilipsのTV最大の特徴です。
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↑日本でもおなじみのKoboのプレゼンは数字から。68の言語で340万冊の電子ブックをそろえたと。現在190ヵ国に1300万人のユーザーがいるそうです。
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↑新製品は直前に発表したkobo aura HD。
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↑背面のデザインは紙のイメージ。
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↑なんといっても解像度が1440×1080ドットにアップし、265dpiになったのが特徴です。
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↑PR担当のHaughey氏「これでMANGAもより読みやすくなりますね」。こちらでは約170ユーロで発売です。
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↑最後はサムスンのZoeller氏が登壇。スマートTVは機能が増えすぎて分かりにくくなっている。もっと簡単でシンプルに使えるようにと、ミスIFAといっしょにUIをデモ。
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↑サムスンは4KテレビをUHDと呼んでいて、大型ほど有利であると数字で解説。

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↑しかし、今UHDテレビを買うには、不安材料が多すぎますよね。そこで取り出したのがこの黒い箱。これによって、将来の放送規格やBD規格にも対応できますので、今すぐ買いましょうということらしいです。

 続いて調査会社のマーケティング・データが発表されました。そのなかから少し紹介しておきます。

今年のデジタル製品市場予測
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↑全世界で4.1%の成長となるが、アジア新興国は10%、中東+アフリカは13.7%見込まれています。
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↑2014年までの予測でも、東西ヨーロッパは世界市場の4分の1売り上げ規模を維持するそうです。
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↑とくに東ヨーロッパでの液晶TVの売り上げは継続して成長する模様。
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↑話が変わってヨーロッパ各国のインターネット接続率です。スカンジナビアが高くて、東ヨーロッパはこれからですね。西ヨーロッパではイタリアとポルトガルが50%を切っています。
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↑アジアはどうかというと、新興国のスマホと液晶TVの売上高がけん引しています。
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↑2009〜2014年の5年間で主要IT製品の売り上げは約2倍になり、タブレットがけん引するが、ノートPCも売れ続けるでしょうと。
4Kテレビの成長予測
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↑今年100万台、2016年には1000万台となる。
TVメーカーごとの地域別売上高
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↑ソニーが新興国で売れているのがちょっと意外ですね。

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