『EOS Kiss X7 EF-S18-55 IS STMレンズキット』
●キヤノン
●予想実売価格 9万円前後
4月24日発売予定
小型軽量ボディーで操作感や画質も優秀
人気ナンバーワンデジ一眼“Kiss”シリーズ最新モデルは、ボディーサイズが大胆に小型化され、APS-C撮像素子を搭載したデジタル一眼レフでは世界最小最軽量を実現。
手にすると小ささ、そして軽さがより実感できる。撮影時407グラムとミラーレス機よりは重いはずだが、小振りでもしっかり構えられるグリップや、重量バランスのよいボディー設計で、数値以上に軽く感じる。
操作系もシンプルになり、十字キーに機能の割り当てがなくなり、設定変更はおもに液晶画面のタッチ操作で行なう。撮影機能が一覧に表示され、目的の設定が探しやすく、慣れるとボタン類での操作よりも快適。
ファインダー倍率は従来機の0.85倍から0.87倍に向上し、のぞくと像が大きく見える。わずかな違いだが、光学ファインダー好きにはうれしい進化だ。
画質を上位機種『X7i』と比較してもほぼ同等。解像感が高いクリアーな描写に、高感度はISO1600までノイズレス。多少画質劣化はあるがISO6400でも実用レベル。小さくても定評のある“Kiss”シリーズの高画質が楽しめる。
↑同時発売の『X7i(写真左)』と比較。 |
↑兄貴分『X7i(写真下)』との比較でボディー体積は約30%小型化。撮影時重量は実測で約170グラムも軽量。 |
ファインダーとライブビューともにAFが高速
ファインダー撮影ではシャッターボタン半押しと同時にピントが合う一眼レフならではの素早いAFが快適。撮像素子にAFセンサーを搭載しライブビューでのAF速度も向上。無限遠から約1.5メートルの位置にピントが合うまでの時間は約0.9秒とミラーレス機と比べても遜色のない速さ。
ただしライブビューでの高速AFにはステッピングモーター搭載レンズが必要で、現状ではキットレンズを含め3本しかラインアップがないが、今後の拡充に期待したい。
『X5』以降、可動式液晶で大型化し“Kiss”シリーズに躊躇していた前モデルユーザーは買い換える価値は十分あり、小さいカメラが欲しくてミラーレス機の購入を検討している人はぜひ候補に入れてほしい1台だ。
新キットレンズは ライブビューに最適 |
↑ライブビューで高速AFが可能なステッピングモーターを搭載。小型ボディーの『X7』に装着してもバランスがいい。 |
クリエイティブフィルターでエフェクト効果が楽しめる
ハイコントラストのモノクロや水彩画風など7種類のフィルター効果を搭載。通常画像と同時記録も可能で、撮影直後に液晶画面で効果を確認できる。撮影画像に後から効果を追加することも可能。
ラフモノクロ |
トイカメラ |
水彩画 |
静音撮影モードを搭載 |
↑静かなシャッター音で撮影することができ、子どもの発表会など音が気になるときに活躍。 |
●SPEC
有効画素数 1800万画素
撮像素子 APS-C(約22.3×14.9mm)サイズCMOSセンサー
付属レンズ 光学3倍ズーム、F3.5-5.6、35ミリ換算28.8〜88mm
液晶 3インチTFT(約104万ドット)
動画記録 MPEG4(AVC/H.264)
記録メディア SDXCカード
サイズ/重量 約116.8(W)×69.4(D)×90.7(H)mm/約407g(撮影時)
■関連サイト
キヤノン
-
89,800円
-
Canon EF40mm F2.8 STM [EF4028STM]
17,820円
-
Canon デジタルカメラ PowerShot SX5...
37,087円
-
Canon デジタルカメラ Power Shot SX...
29,682円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります