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11ac無線LANルーターの大本命『AtermWG1800HP』

2013年04月11日 12時30分更新

『AtermWG1800HP』
●NECアクセステクニカ(関連サイト
実売価格 1万9000円前後

11ac無線LANルーターの大本命『AtermWG1800HP』

■従来モデルに比べファイルコピーで2.3倍高速

11ac無線LANルーターの大本命『AtermWG1800HP』

↑親機と子機の間を遮蔽物のない約1メートルの距離に設置。従来の11nモデルと比べて約2.3倍と高速な速度を発揮。数値としては、もう少し速いかと思ったが体感的にも11nより速く、快適だった。

※親機と子機はそれぞれギガビットLANで接続。RAWデータの写真ファイル127枚、約2GBをコピーして計測。【検証環境】送信側PC:Core i7-3770K、PC12800(8GB)、Intel SSD 330(120GB)、ギガバイト Z77X-UP5TH、OS Windows8 Pro(64bit)、受信側PC:Core i7-3930、PC12800(8GB)、Crusial m4(120GB)、ASUS P9X79 PRO、OS Windows8 Pro(64bit)

 

■QRコードで瞬時に接続

11ac無線LANルーターの大本命『AtermWG1800HP』

↑付属のQRコードをスマホに読み取らせるだけで、すばやくWiFiに接続できる。

独自のマイクロ技術により11ac対応製品で最も小型に

 3月27日に電波法の一部改定により利用可能になった、無線LAN規格“11ac”に準拠した無線LANルーター。11acは、従来の11nに比べて周波数帯域が約2倍になるなどし、データ転送量が向上している。また本製品は、現行製品中最高数の3本アンテナを内蔵し、最大1300Mbpsと高速な伝送速度(理論値)を実現している。
 さらに特筆すべきは、“マイクロEBG”と“マイクロSRアンテナ”の2つの独自技術を採用している点だ。マイクロEBGは、特定の周波数ノイズのみ遮断する特性を持つ人工媒質。これを配置することにより、集積回路であるLSIから発生して基板を伝搬するノイズを遮断し、従来製品の10倍も受信感度が向上している。これまでの製品は、ノイズがアンテナに行かないよう、アンテナ付近に一定のスペースが用意されていたが、これも解消。さらに、米粒サイズに小型化されたSRアンテナを採用したことで、同じ11ac対応のバッファローの製品に比べて、約半分のサイズを実現できている。また、横置きも可能なデザインのため、置き場所の自由度が高いのも魅力だ。

11acの爆速度を体感QRコードで接続もラク

 11acは魅力だが、現状11ac対応で3本アンテナを内蔵した子機は存在しない。そのため最高速度を実現したい場合は、本製品の2台セットのAtermWG1800HP/E(実売価格3万5000円前後)を購入し、1台を子機にして接続する必要がある。実際に従来の11n製品との接続速度を比較したところ、2GBの写真ファイルのコピーで2.3倍もの速度向上が確認できた。速度以外にもPCからブラウザーでルーターの設定画面を開き、自分で指定した無線LANの設定をQRコードとして生成が可能。SSIDやパスワードを変えてもスマホでQRコードを読むだけで即つながるといった利点がある。今利用しているルーターの速度や使い勝手に不満を抱えているなら、きっと満足行く製品だ。

SPEC
通信方式 802.11ac/a/b/g/n
伝送速度 最大1300Mbps(5GHz)、最大450Mbps(2.4GHz)
セキュリティー WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WEP(128bit)ほか
アンテナ 5GHz:送信3×受信3、2.4GHz:送信3×受信3(内蔵)
消費電力 最大17W
WANポート 1(1000BASE-T)
LANポート 4(1000BASE-T)
USBインターフェース USB2.0×1(USB BusPower対応)
サイズ/重量 約33(W)×111(D)×170(H)mm(突起物除く)/約0.4kg(ACアダプター除く)

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