アプリと連動し、ヘッドホンとスマホの音源の音質を向上させるアイテムが増えていますが、今回の『JABRA REVO Corded』はなんと、DOLBYと共同開発した専用アプリ付き。というわけで、実際に製品をお借りしてみました。
『JABRA REVO Corded』
●実売価格 2万円前後
●JABRA
見た目も鮮やかなオーバーヘッドタイプのヘッドホンが増えていますが、本製品の場合も、特にホワイトは装着しているだけで目立つこと間違いなし! ターンテーブルや、ドラムなどを彷彿とさせるテーマをカップ部分に施しており、ケーブルは布製で絡みにくいビビッドなオレンジ色。このケーブルは、左右どちらのジャックにも対応します。なおヘッドバンド部分は、軽量スポーツ用サングラスに使用されるGrilamid TR90のため、付けているのを感じさせないほどのフィット感と軽さです。2~3時間付けていても、首や肩が凝ったりしませんでした。
気になるサウンド面ですが、ダンスミュージックは低音がガッツリ出ていながら、揺れを感じるほどの繊細さも持ち合わせている印象。重さまで再現しているようでした。ボーカルについても、低音に押しつぶされることなくクリアー。しかもかなりの臨場感。インタビューなどのテープ起こしの場合でもかなりやりやすいなと思いました。オーケストラに関しては、フルートやピッコロ系の高音や、ストリングスがキレイに鳴り、金管楽器系も気持ちよく響きました。
アプリを使わずともかなり大満足なわけですが、最大のウリでもある『JABRA SOUND APP』(iOS/Android対応)を使ってみたところ、もうすごかったです。まるでリアルにライブ会場。しかも特等席! 個人的にアプリでここまで変わるとは思っていなかったので正直かなり驚きました。すごい臨場感。
それもそのはず、こちらのアプリ『DOLBY DIGITAL PLUS』搭載で、この機能をオンにすることで低音を拡張し、高周波数を強化したサウンドが手持ちのデバイスで体験できるんです。DOLBY恐るべし。もう手放せない。なお、イコライザー機能があり、自分好みのサウンドにカスタマイズも可能。プレイリスト作成や、SNSとの連携ももちろんできます。
左上の『DOLBY DIGITAL PLUS』をオンにすることでサラウンド体験が可能に! |
設定ではSNSとの連動のオンオフをはじめ、DOLBYの機能の設定も可能。 |
使用しているJABRA製品の切り替えも可能。 |
“エレクトロニック”をチョイス。ほかにも“ラテン”や“メタル”なども用意。 |
イコライザー機能も豊富。こちらは『Dance』。 |
専用アプリ『JABRA SOUND APP』のメイン画面。 |
なお、今回ご紹介したのはケーブルタイプですが、『JABRA REVO Wireless』(実売価格2万9000円前後)も発売中。こちらはデバイスとのNFC接続、Bluetooth4.0対応や、スマホのようにカップ部分をタッチして目的の操作を呼び出す機能など、盛りだくさんです。
春の通勤通学用ヘッドホン。第一候補に『JABRA REVO』シリーズ。間違いないです!
『JABRA REVO Corded』
●主なスペック
形式 マイク付ステレオヘッドホン/ダイナミック密閉型
周波数帯域 20Hz~20000Hz
インピーダンス 32Ω・120dB
カラー ホワイト ブラック
プラグ 金メッキプラグ(90°角度付き、3.5mm)
ケーブル長さ 1.2m
■関連サイト
JABRA
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