NFCならぬNFAの置くだけワイヤレススピーカーを試してみた

2013年04月05日 23時30分更新

　ある日、いつもファンの排気音かうめき声しかしない編集部で、なにやら楽しげな音が聞こえてきました。ふと隣のハード松村の机を覗いてみると、こんなものが。

　「お、スピーカーだ！」と思って、裏を見てみるとオーディオ入力には何もつながっていません。「ははん、ということはBluetoothスピーカーか！」と、確認してもBluetoothはオフになっています。

　ワケがわからなくなったので、パッケージを確認してみると、商品名は『おもしろいスピーカー』、販売元は“でんでん虫と僕”。かなりユーモアあふれるネーミングでさらに混乱しながら調べていくと……

　“NearFA（Near Field Audio、NFA）”という単語を発見。詳しくはわかりませんが、端末のスピーカーのコイルから出る微弱な電磁波を利用していて、世界各国で特許出願中らしいです。

　アンプを内蔵しているので、単3乾電池3本かUSBからの給電で駆動。オーディオケーブルも付属しているので、普通のスピーカーとしても利用できます。

　気になる対応製品はiPhone3Gから5までの5機種ですが、スピーカーのコイルに反応する原理ならばほかの機器でもいけるのでは？ということで、いろいろなスマホやタブレットを試してみました。（もちろん動作を保証するわけではありません）

　かざすだけでペアリングできるNFC対応Bluetoothスピーカーも最近たくさん出ていますが、結局は端末側のNFCをオンにするなど、手間は必要。なにより、端末のスペックに関わらず使えるのは嬉しいところです。

　慣れないうちは、置く場所を探すのに苦労しますが、そのうちパッとおいただけですぐ音楽を再生できるようになるはず。みなさまもぜひお試しあれ。

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