エプソンはビジネスプロジェクターのラインアップを強化すべく、新たに9種類の製品を発表した。現在の常設プロジェクター市場ではエプソンは全体の12%と苦戦しているが、あと88%も伸ばせる可能性をもっているため、ラインアップを強化し、シェア獲得に力を入れていくという。
■『EB-G6000シリーズ』
●EB-G6350 |
解像度:XGA(1024×768ドット)
光束:7000lm
予想実売価格:68万2500円
発売日:3月29日
スクリーンサイズ100~150型への投写を想定した常設モデルとなっており、重さは9~10キロほど。設置性に優れているほか、画質を劣化させることなく上下左右にレンズをシフトできる。また、高画質化回路を備えており、ジャギーを低減させるプログレッシブ変換やノイズリダクション、輪郭補正などの機能を搭載。レンズも交換可能で、6種類のオプションレンズをラインアップしている。
画質に関しては、再現できる色域が広い“3LCD方式”という赤・緑・青の3原色を使用した方式と、エプソン独自の高画質技術『C2FINE』を搭載し、明るくてコントラスト比の高いひきしまった黒を実現できる。
●EB-G6900WU |
解像度:WUXGA(1920×1200ドット)
光束:6000lm
予想実売価格:115万5000円
発売日:6月20日
新ラインアップのカラーはどれも“ホワイト”で設置環境に溶け込むボディーをしているが、唯一『EB-G6900WU』だけがブラックなボディー。ほかはすべてレンズを標準装備しているのに対し、こちらのレンズは別売りとなっており、用途によって好みのレンズを購入できる仕様だ。
また、『EB-G6900WU』、『EB-G6750WU』のみ“HDBaseT”端子を搭載しており、オプションのHDBaseTトランスミッターが別途必要になるが、LANケーブルを使用し最大100mの長距離転送が可能になった。
ほか『EB-G6000シリーズ』のラインアップはこちら。
●EB-G6050W
解像度:WXGA(1280×800ドット)
光束:5500lm
予想実売価格:70万3500円
発売日:3月29日
●EB-G6250W
解像度:WXGA(1280×800ドット)
光束:6500lm
予想実売価格:84万円
発売日:3月29日
●EB-G6550WU
解像度:WUXGA(1920×1200ドット)
光束:5200lm
予想実売価格:84万円
発売日:3月29日
●EB-G6750WU
解像度:WUXGA(1920×1200ドット)
光束:6000lm
予想実売価格:99万7500円
発売日:5月27日
■『EB-4000シリーズ』
●EB-4950WU |
解像度:WUXGA(1920×1200ドット)
光束:4500lm
予想実売価格:68万2500円
発売日:6月20日
機能や外見はG6000シリーズとほぼ違わないものの、こちらは重さ約6キロと少しだけ小柄になっており、レンズの交換は不可。また、G6000シリーズ同様、最大45度という高い室温の中でも利用できる。ただし、40度を超えると自動的に明るさが制限される節電モードになり、45度を超えた場合の使用はできないとのこと。
ほかラインナップは下記のとおり。
●EB-4650
解像度:XGA(1024×768ドット)
光束:5200lm
予想実売価格:45万1500円
発売日:6月20日
●EB-4750W
解像度:WXGA(1280×800ドット)
光束:4200lm
予想実売価格:45万1500円
発売日:6月20日
発表会では、カラーの再現性や明るさにすぐれた『高画質』、階段や照明がある場所でも投写可能な『設置性』、3年保証や高耐光性液晶パネルなどの『信頼性』という3点を強調しており、今後のエプソンのシェア拡大への熱意を強く感じた。
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