週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

紙の書類を取り込み、超活用できるiPadアプリに惚れた!

2013年03月08日 12時00分更新

CamScanner HD

『CamScanner HD』
バージョン:1.7.0.1
App Store価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)

 紙の書類をiPadのカメラで撮影し、その場でデジタル書類にしたい。薄暗い場所で斜めから撮影しても全自動でキレイに補正してくれるとうれしい。さらに書類の内容をキーワードで検索できたら最高!そんな夢のような無料アプリが『CamScanner HD』だ!

紙資料を撮影後スキャンして管理
CamScanner HD

 CamScanner HDは、撮影した書類のスキャンをして、閲覧/管理/共有などが可能なアプリ。紙の書類や名刺はもちろん、レシートからホワイトボード、手書きメモまでさまざまなものをその場でデジタル書類にし、持ち歩ける。ちなみに撮影画面以外は横向き固定ッス。

まずは紙資料を撮影してみる
CamScanner HD

 ありがたいのが、なにも考えずに撮影するだけでキレイな書類に仕上げてくれる点。複数ページをまとめて取り込む場合はさらにラク。とりあえず全ページを撮影。うまく撮れたかを拡大して確認し、ダメなページのみ削除、再撮影、といった流れが超スムーズ!

撮影後は1ページずつOCR処理
CamScanner HD

 一番感動したのが、書類の内容をキーワード検索し、該当する書類をピックアップしてくれる点。日本語や英語はもちろん、中国語や縦書でも探せる。そもそもキーワード検索のためだけにEvernoteにアップロードせずに済むしね。オフラインでスグ検索できるのも助かる。走り書きには、メモを添付しておくと検索できるよ。

 残念ながら、書類の内容をキーワード検索するためのOCR処理は、事前に1ページずつ、右下の“OCR”ボタンで行なう必要がある。けど1ページ数秒だし、前後のページを次々とめくれるので、さほど苦じゃない。理想はOCR処理全自動化だけど。手動のままなら、せめてフォルダー内の書類を一括OCR処理できるぐらいにはなって欲しいね。

書類検索がスムーズ
CamScanner HD

 検索後、お目当ての書類にたどりつくのも比較的簡単。該当の書類を含むフォルダーが絞り込み表示されるので、開く。OCR処理済みの書類は青いマーク、検索キーワードに該当する書類は赤いマークで強調され、見つけやすい。もちろん該当文字はハイライトされる。

EvernoteやDropboxに手動アップロード
CamScanner HD

 スキャンに失敗してもノープロブレム!右上の“再処理”ボタンから明るさなどを再度微調整すれば見やすくなる。現状iCloudには未対応だけど、EvernoteやDropboxなどに“手動”アップロードは可能。Evernoteの保存先ノートやタグも指定できるなど抜かりない。

 弱点はフォルダーまわり(開発元はフォルダーではなくドキュメントと呼んでいるけど……)。書類をドラッグ&ドロップで出し入れできず、フォルダー名も直感的に変更できないのが痛い。

 なお、有料版との違いは以下の3点。書類一覧などに広告が出る。PDFで書き出す場合は右下に“Generated by CamScanner”という透かしが入る。手書きの“保存”ボタンを最大30回までしか押せない。

 しかしながら、無料版でもスキャン枚数無制限で十分実用的。有料版へのデータ移行はアプリ内の設定で簡単にできるので、まずは無料版を試してみよう!

____________________________

『CamScanner HD』
バージョン:1.7.0.1
App Store価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c) 2013 IntSig Information Co., Ltd

AppStore アプリをダウンロード

※このアプリはiPhoneとiPadの両方に対応しています。
その他のアプリの記事はコチラ
・iPhone&iPadアプリレビュー

ヤシマノブユキさんのサイト
WorP@holic わ~ぱほりっく

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう