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タッチ対応Retina級Chromeノート『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

2013年03月05日 18時30分更新

『Chromebook Pixel』がキタ!
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 MacBook Pro Retinaディスプレイモデルが自宅のメインマシンなジャイアン鈴木です。米国と英国で発売されたばかりのChrome OS搭載ノートPC『Chromebook Pixel』が編集部に到着しました。日本での発売はまったくの未定ですが、タッチ操作に対応した、Retinaクラスの239ppiディスプレー(12.85インチ、2560×1700ドット)を搭載した魅力的なモデルです。日本発売を六本木ヒルズ方面に祈りつつ、ファーストインプレッションをお届けします。

板?
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ
こんなにソリッドなノートPCは…
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ
初めてかも!
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 実は、この『Chromebook Pixel』は、ワタシの手元に来る前に宮野編集チョやらACCN副編集チョに蹂躙されてしまっているので、包装フィルムを剥ぐという喜びを今回得ることはできませんでした。ファーストインプレッションの醍醐味なんですけども!

 それはさておき、すんごいソリッドなデザインですね。まるで石を削りだしたかのようなボディー。HP+アップル的なデザインです。

ACアダプターの収納方法も似てます
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 ボックスのなかのACアダプターの収納方法はアップルのそれと非常に似ています。シンプルさを突きつければ、このような体裁になるんでしょうね。

電源ポートはフツー
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 電源ポートはごくごく一般的なもの。全世界のPCユーザーの利便性と安全性に配慮して、MagSafe電源ポートをアップルさんがオープンな規格にしてくれるといいのですが。

ヒンジはカッチョヨイ
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 デザイン的なアクセントになっているのがヒンジ部の“chrome”の文字。実はボディー外側で“chrome”と印字されているのはココだけです。この割り切りはカッチョヨイです。

端子は左側面に集中
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 端子は左から、電源端子、ディスプレー端子、USB端子×2、イヤホン端子と左側面に集中しています。なお右側面にはSDカードスロットがありますが、ただの溝なので写真掲載は省きます。

Fキーのないキーボード
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 ディスプレーを開けると、ファンクションキーのないキーボードが現われます。数字キーの上に機能キーはありますが、ファンクションキーは存在しません。Chrome OS搭載ならではというか、非Windwos OS搭載ノートPCならではですね。なお、このキーボード面にも“chrome”の刻印が施されています。こちらはちょっと目立ちます。

マルチユーザー対応
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 さて電源を入れてみましょう。すでに宮野編集チョに加え、デスク松村も本機をねぶったらしく、アカウントが3つも作られていました。レビューとしても新鮮味がないですし、ワタシとしても未踏の大地を行くテンションが下がりんぐですが、しょうがないですね。このまま“ユーザーを追加”を選びましょう。

IDとパスワード入れれば……
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ
すぐ使い始められます!
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 Chromebookのなにがいいって、グーグルのIDとパスワードを入れれば、すぐ使えることですね。個人的には画像編集ツールさえ、あと少し高機能なものが登場すれば、メインマシンがChromebookでも一向に構いません。

チュートリアルが始まります
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ
動画を再生してみましょう
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ
スゴっっっっっっ!
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 さまざまなチュートリアルから“ディスプレイをテスト”を選び、そこで紹介されていた“TimeScapes”を実行してみました。

 映り込みはご容赦いただくとして、なんかやけくそに美しいです。239ppiディスプレー(12.85インチ、2560×1700ドット)に特化した映像は、タイムラプス動画も含まれており、微妙な視点移動も相まって異常に美しく感じます。蛍光灯の照らす編集部でも、この上なく美しく見えるのですから、自宅で明かりを消して鑑賞したら魂を奪われてしまうかもしれません。

日本語すんなり表示されます
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ
ピンチイン・アウトはGoogleマップなどが対応
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 前述のとおり、現時点では米国と英国でしか販売されていませんが、日本語表示はほぼ完ぺきなレベル。フォントも中華フォントではありません。

 さて、タッチパネルの使い勝手を試してみようとしたのですが、いわゆるフツーのウェブページではピンチイン・アウト(拡大縮小)できません。Googleマップの地図表示領域ではちゃんとマルチタッチ操作可能なのですが、いわゆるタブレット端末的にピンチイン・アウトできないのは残念ですねえ。“拡張機能”などでなんとか対応していただきたいところです。普通のウェブページを見るときも、ピンチイン・アウト機能はボタンが押しやすくて便利なので。

 さて、最後にお約束の『SunSpider JavaScript Benchmark』を試してみました。

トータルスコア219.7ミリ秒
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 この記事で『Surface Pro』が152ミリ秒、Surface RTが963.2ミリ秒でした。これらのスコアがそのまま体感速度とイコールではないですが、『Chromebook Pixel』はCoreプロセッサーを搭載しているだけに、ブラウジング用途でパフォーマンス不足を感じることはまずないでしょう。

宮野編集チョ的オススメポイントは……
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七色に光るLED!
Chrome OS搭載『Chromebook Pixel』ファーストインプレ

 タッチパネル対応のRetinaディスプレーを搭載しているとはいえ、なかなかの価格の『Chromebook Pixel』。しかし、マルチユーザークライアントというとチープな質感のマシンが多いなか、格式あるホテルのビジネスセンターに置いても違和感ないノートPCとして、稀有な存在なのかもしれません。

●おもなスペック
CPU:Core i5(1.8GHz、デュアルコア)
メモリー:4GB
ストレージ:32GB SSD
液晶ディスプレー:12.85インチ(2560×1700ドット)、239ppi
グラフィック:Intel HD Graphics 4000
OS:Chrome
バッテリー駆動時間:約5時間
インターフェース:USB 2.0×2、ミニディスプレーポート、SDカードリーダー、HDウェブカメラ、802.11a/b/g/nほか
サイズ/重量:297.7(W)×224.6(D)×16.2(H)mm/約1.52kg

Chromebook Pixel(※日本未発売)
メーカー:グーグル
価格:1299ドル(WiFiモデル)、1449ドル(LTEのセルラーモデル)
製品公式サイト

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