『NEXTGEAR-ONE io600SA1』
●マウスコンピューター(関連サイト)
●実売価格 16万9890円前後
■10点タッチに対応
↑ピアノアプリも弾ける。ストア版ゲームに10点タッチが生きるアプリがないのが残念。
■ノート用クアッドコアCPUとGeForce GTX670MX搭載
↑搭載CPUはクアッドコアで、デスクトップ用コアi5には及ばないもののストレスなく動く。同スペックのノートPCよりやや遅いのは、静音性重視でターボブーストが早く解除されるためと推測される。『 バイオハザード6』ベンチでは、標準設定(最高画質)で楽しめるという“B”判定。『アサシンクリード3』は最高画質では重いが1段下の“HIGH”設定なら快適だった。
※デスクトップPCの構成は、CPU:Core i5-3570K(3.4GHz)、グラフィック:ASUS『HD7770-DC-1GD5-V2』、マザーボード:ASUS『P8Z77-V PRO』(Intel Z77)、メモリー:PC12800 4GB×2、SSD:インテル『SSD 335 240GB』、電源ユニット:ENERMAX EPG600AWT(650W)、OS:Windows8 Pro(64ビット)。ドライバーは、GeForce 314.07、Catalyst 13.1を使用。動画変換は、『TMPGEnc Video Mastering Works 5』を用いて、2パス変換を行なった。
■HDMI入力ポートを搭載
↑HDMI入力を利用すれば、大画面ディスプレーとして使える。遅延は気にならないレベル。
ノート用上位のGPUを搭載
10点マルチタッチ対応のフルHD液晶を搭載する、液晶一体型のデスクトップ。既存のタッチ対応デスクトップはエントリークラスのGPUしか載せていないため本格的なゲームを楽しむには無理があった。しかし、本製品は最新ゲーミングノートで採用例が多い『GeForce GTX670MX』を搭載する意欲的な一台だ。
肝心のゲーム性能だが、最新の重量級アクション『アサシンクリード3』で試したところ、3~4段階中の中程度の設定にすれば平均40fpsが出るため安定したプレーができた。この性能は自作のデスクトップPCだとコアi5-3750KとRADEON HD7770の組み合せとほぼ同じ性能で、ゲーミングPCとしては十分なラインを確保しているといえる。
おもしろいのは、HDMI入力端子を搭載し、PS3などのゲーム機の画面を本製品の液晶に出力できる機能。PCの電源を入れないと使えないものの、27インチ液晶とスピーカーを有効活用できる。入力切り替え専用の物理スイッチもあり、プラットフォームを問わずゲームを遊びたい人にはうれしい。
ノート用CPUでもメイン機として使える
CPUは15インチ以上のノートPCで採用例が多い、4コア8スレッド動作の『コアi7-3630QM』を採用。デスクトップ用コアi5には劣るものの、動画変換などではクイック・シンク・ビデオも利用でき、実用的な性能だ。同スペックのノートPCより処理時間が約20秒遅かったが、高負荷時のファンノイズが大きいノートと異なり、性能をやや抑えてリビングなどにも置けるよう静音性を重視している。ゲーム10分後のCPU温度は74度でGPUは59度と、高性能パーツで薄型ながら温度的に余裕があった。
現在、タッチで操作ができて高性能GPUが必要なゲームはないのが残念だが、OSの操作は確実に便利になる。好みのキーボードやマウスで本格的なゲームを楽しみたい。
SPEC
CPU Core i7-3630QM(2.4GHz)
液晶ディスプレー 27インチタッチ(1920×1080ドット)
グラフィック GeForce GTX670MX、Intel HD Graphics 4000(Optimus対応)
メモリー PC12800 DDR3 16GB
ストレージ SSD 120GB、HDD 1TB
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース HDMI出力、HDMI入力、USB3.0×4、ギガビットLAN、メモリーカードスロットほか
通信機能 802.11b/g/n、Bluetooth4.0
OS Windows8(64ビット)
サイズ/重量 670(W)×65(D)×510(H)mm/約13kg
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