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AndroidでUSBテザリングできるWiFiルーターを試した

2013年02月19日 20時00分更新

 下り30Mbpsの通信速度が出ることも珍しくないLTE対応スマホ。これだけ速いと自宅の通信回線として使いたい人も多いのでは? そんなときに便利なアイテムをご紹介します。

MZK-MR150
MZK-MR150

 そのアイテムはプラネックスの『3Gモバイル通信端末対応小型Wi-Fiマルチポケットルータ』(メーカー型番 MZK-MR150)。本来、USBスティックタイプのモバイル通信端末を利用する製品なのですが、実はAndroidスマホを接続してUSBテザリングできてしまうんです。

 設定は非常にイージー。設定と仰々しく言えるほどのものではありません。

USBテザリングを有効にして……
AndroidでUSBテザリングできるWiFiルーターを試した
USBケーブルで接続するだけ!
MZK-MR150

 上のとおり、モバイルネットワーク共有で“USBテザリング”を有効にして、あとはAndroidスマートフォンを接続するだけ。今回は手持ちの『HTC J butterfly HTL21』で試してみましたが、MZK-MR150側はなんの設定も必要なく、ブロードバンドルーターとして利用できるようになりました。

通信速度を測ってみた
MZK-MR150

 数回、HTC J butterfly HTL21と、WiFi接続したiPad miniで通信速度を計測してみましたが、当然のことながらほぼ同程度の下り通信速度が出ました。今回は高層階のビル内という悪条件での計測だったので10Mbpsに届かなかったですが、LTE本来の速度が出る場所(我が家とか)なら、もっと快適に利用できそうです。

同時にスマホを充電できるのもウレシイ
MZK-MR150

 通信速度如何によっては、自宅の固定回線を解約し、Androidスマートフォン1契約にしてしまえば、かなりのデータ通信料の節約になります。

 運用が複雑であればメンドウに思うこともあるかもしれませんが、“USBテザリング”を有効にさえしておけば、AndroidスマホをMZK-MR150に接続するだけでオーケー(HTC J butterfly HTL21の場合)。しかも、MZK-MR150はAndroidスマホに給電するので、翌日外出する際にはすでに充電が終了しているわけです。

有線LAN接続も可能です
MZK-MR150

 自宅のメインPCとは有線LANケーブルで接続できますし、MZK-MR150はWiFiの出力がスマホとは格段に強いので(20~30メートルは届くとのこと)、よほど広い家でなければ各部屋で利用可能。個人的には自宅の固定回線から移行してもいいなと思える使い勝手です。

 ただし今回、HTC J butterfly HTL21と『GALAXY Note II SC-02E』でUSBテザリングできることを確認しましたが、それを保証するものではありません。また、前者はUSBテザリングが自動的に有効になりますが、後者は接続するたびにUSBテザリングを有効にしなければいけませんでした。購入・導入の際には自己責任でお願いいたします。

『3Gモバイル通信端末対応小型Wi-Fiマルチポケットルータ』(メーカー型番 MZK-MR150)
メーカー名:プラネックス
実売価格:1850円前後
製品公式サイト

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