今回はキャンプストーブ『BioLite』を紹介する。「何故にストーブ?」と思う人もいるだろうが、これがかなり便利なガジェットなのだ。
キャンプ時の熱源といえば焚き火がメインだ。寒いときも焚き火にあたるのが基本。しかし、キャンプ中に携帯電話などの充電が切れたとき、当たり前だが電源がない。
この問題点を解決するのがBioLiteだ。筒状の燃焼室にオレンジ色のモジュールが付いただけの機器だが、これが優秀。燃焼室に燃料となる枝や紙などを入れ着火すると、焚き火の熱を利用してパワーモジュール内への充電がスタート。その電力を利用してファンが回り、燃焼効率がアップする。
これだけなら、なんとなく考えつくことだがファンを稼働させる以上の電力が蓄えられた後は、パワーモジュールにあるUSBポートから、外部機器へと電力を供給することができる。つまりBioLiteは、コンパクトな焚き火発電機なのである。
仕様書によれば、電力消費の大きい機器は厳しいレベルではあるが、緊急時にスマホを充電するくらいであればじゅうぶん。内蔵充電池も650mAhあるので、iPhoneなら1時間程度の通話が可能だ。
キャンプ以外でも、災害発生後に起こりうる長期の停電時に充電切れで携帯が使えないということもなくなる。サイズも小さく、重量も1キロ程度。持っていても損はしないだろう。
■今週のガジェット■
『BioLite キャンプストーブ』
小枝や薪、紙などを燃やし、電力に変換できるキャンプ用のストーブ。最大時で、約5V(4W)の発電が可能。
着火剤、USBケーブルなども同梱。ストーブの直径は127mm、高さ210mm、重さ947gと、持ち運びにも耐えうるサイズだ。
BioLite(関連サイト)
直販価格 129ドル(約1万1500円)
■今週の近況■
警察庁がPCリモート操作事件に懸賞金を検討しているようだ。これまで重大犯罪にしか適用されなかったルールを改正するとか、たんに誤認逮捕で起訴してしまった自らの失敗をごまかすために、犯人逮捕に躍起になるという情けない状況に追い込まれているだけって気が……。
※この連載は週刊アスキー2013年1/22号(2013年1月7日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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