HDR-PJ790V |
予想実売価格15万円前後(1月18日発売予定) |
最上位のHDR-PJ790Vは従来機で他社を圧倒する手ブレ補正精度をみせつけた“空間光学手ブレ補正”機構を継承。液晶部にはプロジェクターを備え、新たに搭載したHDMI入力端子でPCやBDレコーダー、PlayStation3などの機器を接続して、投影できるように超進化しました。正直、外部に飛び出した新形状の5.1chマイクがかすむほど驚きました。これはもはや、プロジェクター付きビデオカメラではなく、フルHDビデオ撮影もできる小型プロジェクターです。
プロジェクターがパワーアップ |
輝度は従来機の20ルーメンから1.5倍アップの35ルーメンに。解像度は640×360ドットから854×480ドットに向上したので、DVDぐらいならほぼ画質劣化を気にしなくても良くなりました。この調子でいけば、720pのHD画質になる日もそう遠くはないでしょう。
液晶ディスプレー部はぶ厚め |
液晶ビューファインダーを搭載 |
しかし、さすがに大幅に強化しただけあってプロジェクターユニットを内蔵する液晶ディスプレー部は肉厚になっております。全体重量は約675グラムと重厚感たっぷり。小型化はさして望まないハイエンドユーザー御用達といった感じです。
●おもなスペック
撮像素子:1/2.88型“Exmor R” CMOSセンサー
総画素数:665万画素
有効画素数:614万画素/614万画素(16:9、動画/静止画)
焦点距離(35ミリ換算):26-260mm
ズーム:光学10倍、エクステンデッド17倍
F値:F1.8-3.4
最低被写体照度:6ルクス(シャッタースピード1/60秒)
手ブレ補正:空間光学方式
動画記録形式:AVCHD(最大1080/60p、28Mbps)
記録メディア:内蔵メモリー96GB、SDカード/SDHCカード/SDXCカード、メモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ/XC-HGデュオ
プロジェクター:投影サイズ:10~100インチ、輝度35ルーメン、解像度854×480ドット
サイズ/重量:74.2(W)×137.5(D)×84.6(H)mm/約675g
HDR-PJ630V |
予想実売価格11万円前後(1月18日発売予定) |
これまでに最上位機種にしかなかった空間光学手ブレ補正機構を採用した、内蔵メモリー64GBのミドルレンジモデル。プロジェクター性能は1段落ちますが、HDMI入力端子はもちろん装備。PJ790Vではサイズが大きすぎるって方にオススメです。
小型化した空間光学手ブレ補正ユニット |
空間光学手ブレ補正機構は、部品や構造の見直し、小型モーターの開発などで小型化を実現。写真左が従来のPJ760Vや今回のPJ790Vに採用している大型のもの、右がPJ630Vに採用されたもので体積比で約20%も小型化しています。なお、下位モデルの『HDR-CX430V』(後述)にも空間光学手ブレ補正を採用していますが、こちらは約40%も小さくなっているとのこと。
HDR-CX630V |
予想実売価格10万円前後(1月18日発売予定) |
HDR-CX630VはPJ630Vからちょうどプロジェクター機能を省いたモデル。もちろん空間光学手ブレ補正に対応しております。重量はPJ630Vが約490グラムなのに対し、CX630Vが約475グラムとわずか25グラムほど軽い程度なので、特に気にしなくても良いかもしれません。
●おもなスペック
撮像素子:1/3.91型“Exmor R” CMOSセンサー
総画素数:543万画素
有効画素数:502万画素/502万画素(16:9、動画/静止画)
焦点距離(35ミリ換算):26.8-321.6mm
ズーム:光学12倍、エクステンデッド20倍
F値:F1.8-3.4
最低被写体照度:6ルクス(シャッタースピード1/60秒)
手ブレ補正:空間光学方式
動画記録形式:AVCHD(最大1080/60p、28Mbps)
記録メディア:内蔵メモリー64GB、SDカード/SDHCカード/SDXCカード、メモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ/XC-HGデュオ
プロジェクター(PJ630Vのみ):投影サイズ:10~100インチ、輝度20ルーメン、解像度640×360ドット
サイズ/重量:67(W)×134(D)×72(H)mm(PJ630V)、62.5(W)×134(D)×72(H)mm(CX630V)/約490g(PJ630V)、約475g(CX630V)
HDR-CX430V |
予想実売価格8万5000円前後(1月25日) |
重量約375グラム、幅58ミリと小ぶりなボディーに空間光学手ブレ補正機構を搭載したエントリークラス。手ブレ補正にはこだわりたいけど、予算が……という人には最安価な空間光学手ブレ補正モデルとなるのでオススメです。
●おもなスペック
撮像素子:1/3.91型“Exmor R” CMOSセンサー
総画素数:543万画素
有効画素数:223万画素/223万画素(16:9、動画/静止画)
焦点距離(35ミリ換算):26.8-804mm
ズーム:光学30倍、エクステンデッド55倍
F値:F1.8-4.0
最低被写体照度:6ルクス(シャッタースピード1/30秒)
手ブレ補正:空間光学方式
動画記録形式:AVCHD(最大1080/60p、28Mbps)
記録メディア:内蔵メモリー32GB、SDカード/SDHCカード/SDXCカード、メモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ/XC-HGデュオ
サイズ/重量:58(W)×127.5(D)×66(H)mm/約375g
HDR-PJ390 |
予想実売価格7万5000円前後(1月18日) |
HDR-CX390 |
予想実売価格6万5000円前後(1月18日) |
PJ390とCX390はエントリーモデル。PJ390がプロジェクター付きのぶん1万円高めです。しかし、エントリーと言えど、プロジェクター機はHDMI入力付きなので上位機と同様の活用が可能。ちなみに末尾に-Vがないこの両機種はソニーのお家芸とも言えるビデオカメラ内のマップ・GPSが非搭載だそうです。そして、内蔵マイクは5.1chではなくステレオにグレードダウン。空間光学や5.1ch音声記録、GPSマップなど、ソニークオリティーをたっぷり享受できるのは実質CX430Vから上のモデルですね。
●おもなスペック
撮像素子:1/5.8型“Exmor R” CMOSセンサー
総画素数:239万画素
有効画素数:229万画素/229万画素(16:9、動画/静止画)
焦点距離(35ミリ換算):26.8-804mm
ズーム:光学30倍、エクステンデッド55倍
F値:F1.8-4.0
最低被写体照度:6ルクス(シャッタースピード1/30秒)
手ブレ補正:光学式
動画記録形式:AVCHD(最大1080/60p、28Mbps)
記録メディア:内蔵メモリー32GB、SDカード/SDHCカード/SDXCカード、メモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ/XC-HGデュオ
プロジェクター(PJ390のみ):投影サイズ:10~100インチ、輝度13ルーメン、解像度640×360ドット
サイズ/重量:57.5(W)×125(D)×57(H)mm(PJ390)、53(W)×125(D)×57(H)mm(CX390)/約263g(PJ390)、約238g(CX390)
全機種共通のポイントとしては、スマホなどとの共有に便利なMP4録画にも新たに対応。また、今回からソニー製カメラの共通端子“マルチインターフェースシュー”を採用しました(PJ390/CX390を除く)。そんな新インターフェースシューに装着できるステキオプションを最後のご紹介します。
ADP-WL1M |
希望小売価格7875円(1月18日発売予定) |
ADP-WL1Mは無線LANユニット。ビデオカメラ本体に装着して、撮影した映像をワイヤレスでPCやスマホに転送できるほか、スマホやタブレットでハンディカムをWiFi接続でリモート操作できます。いまのところハンディカム専用だそうです。
RDP-CA3M |
希望小売価格7350円(1月18日発売予定) |
RDP-CA3MはPJ790VとPJ630Vに対応する2.5Wのポータブルスピーカー。360度全方向に響くのでプロジェクター投影時にもってこいですね。
■関連サイト
ソニー ハンディカム
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