私が会社代表だった'04年、ライブドアはスカイプと提携した。
そしてWiFiスポットをいたる所に設置すれば、スカイプを利用することでモバイルでの無料通話やメッセージを実現できるとも思っていた。最近、爆発的な人気のLINEと同じ原理だ。こんな感じで、私はスカイプに期待を抱いていた。
ということで、今回はスカイプ内蔵ウェブカム『TV Cam HD CTV1000』を紹介。
HDMIでテレビと接続し、有線や無線でネットワークに接続すれば、テレビでスカイプ通話が可能となるデジガジェだ。そして、特筆すべきはカールツァイス広角60度レンズを搭載していること。これならテレビの前に複数人いても会話ができる。もちろんズームやパン、チルトにも対応している。
ちなみにスカイプは'11年にマイクロソフトに買収されことにより、同社のメッセンジャーと競合する図式になっていた。しかし、来年メッセンジャーサービスは終了し、スカイプに統合されることになった。さらに、スカイプへのログインも、Windows Live IDやFacebookアカウントが使えるようになり、今後スカイプの無料通話先はさらに増えていくことが予想される。
LINEにcommなど、スマホ向けメッセンジャーアプリ群雄割拠の昨今。押され気味のスカイプではあるが、これを機に逆襲はあるのか? 今後の動きに注目したいところだ。
■今週のガジェット■
『LOGICOOL TV Cam HD CTV1000』
HDMI搭載のHDテレビであれば、メーカーを問わず接続できるTVカメラ。スカイプアプリがあらかじめインストールされており、パソコンなしでビデオ通話ができる。
↑広角のHDカメラで部屋を大きく映すことができるので、動き回る子供やペットなどを映すのにも最適。
↑背面には、HDMI端子のほか、LANポートもあり、有線/無線接続が可能。
発売 ロジクール
実売価格 1万7500円前後
■今週の近況■
Androidアプリで個人情報を抜き取った人物が逮捕され、アプリのユルい審査が露呈された。今後もリテラシーの低いAndroid利用者は、餌食となるだろう。スパムなどの情報屋市場は叩くべきだが、日本の警察や検察はウイルス誤認逮捕でわかるとおり、間抜けだから期待できない。
※この連載は週刊アスキー2012年12/25-1/1合併号(12月10日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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15,622円
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