当連載でも何度か紹介しているが、最近はウェアラブルコンピューターが熱い。メガネ型端末『プロジェクトグラス』の計画をグーグルが発表した4月以降は加速度的で、最近ではアメリカのRecon Instrumentsから、スカイダイビング用のヘッドアップディスプレーも発売された。
同社は以前、GPS搭載のスノーゴーグルを発売し話題となった。スキー用ゴーグルの中に小さなディスプレーを仕込み、そこに時間や移動速度、温度や高度などが表示されるのである。その流れを汲んで、今回はスカイダイビング用のゴーグルを発売したのだろう。
機能的なものは前作とほとんど一緒のようだが、売れ行きは絶好調。当初は購入者が少ないだろうと考え、250件以上の予約があれば生産を開始する予定だったが、あっという間に予約数を超えたほどの人気だ。そこで北米と欧州限定で349ドルにて販売を開始することになった。
欲を言えば、ゴーグルの内側端にディスプレーを付けるのではなく、ARのようにゴーグルのガラス部分に表示が出るようにしてもらいたいのだが、ガラス面の耐久性などを考えると難しいのか? まぁ、近いうちにできるようになると思うけど。
私はスカイダイビング未経験なんだが、これは欲しいな。そして今後の展開として、私ができるスキューバダイビングのゴーグルとかでも使えるようになってほしいものである。
■今週のガジェット■
『Flight HUD』
スカイダイビング時の現在のスピードや高度、時間などのデータが表示できる、小型ディスプレー付きゴーグル。
↑高度や速度など、スカイダイビング中に必要なデータを表示。
↑ネットに公開されたデモ動画。プロのスカイダイバーが『Flight HUD』を実際に装着してジャンプしている。
発売元 Recon Instruments(関連サイト)
実売価格 349ドル(約2万9000円)
■今週の近況■
故ジョブズ氏が出さないとこだわったタブレット端末だが、彼の死後アップルは他社の後追いをしてしまった。そんな小手先の売上増加対策をするくらいなら、自社株買いでもした方がよい。アップルには、もっと想像もできない新しいデバイスを見せてほしいものだが……。
※この連載は週刊アスキー2012年12月18日号(12月4日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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