『TAICHI21』
●ASUSTeK(関連サイト)
●実売価格 14万円前後
■256段階筆圧デジタイザーペンを付属
非タッチパネル |
タッチパネル |
↑内側は非光沢液晶でタッチパネルなし、外側は光沢液晶でタッチパネル付きで快適な手書きが可能。
■2画面利用時にはかなり短くなるが、1画面だけの利用なら標準的
↑2画面利用時はかなり厳しいが、1画面だけなら4時間24分と、ウルトラブックとして標準的な駆動時間。重量とのバランスを考えると、まずまず満足できる。
※省電力設定を“バランス”、液晶輝度を50%、無線LANを有効にした状態で、BBenchで“キーストローク出力”と“Web巡回”にチェックを入れて計測。
表裏2画面の液晶で操作性の妥協が不要
見た目は通常のノートPCだが、内側だけでなく天板部分にも液晶パネルを搭載するという、独創的な仕様を実現したウルトラブック。パネルを閉じればタブレット、開くとノートPCとして利用できるだけでなく、どの形状でも専用モデル同等の操作性を実現。一見、奇抜に思える仕様だが、形状の違いによる操作性への妥協が不要という点は、ほかのハイブリッドPCにはない大きな特徴だ。
2枚の液晶には、同じ画像を同時に表示したり、それぞれ異なる画像の表示が可能。対面のプレゼン相手に画面を見せたり、家族で異なるソフトを別々の画面で同時に使うなど、一般的なノートPCでは不可能な使い方ができる点はおもしろい。また、双方ともフルHDのIPSパネルで、視野角が広く表示品質に優れる点もうれしい。
さらに、もう1点見逃せないのが、外側が光沢、内側が非光沢と液晶の表面処理が異なっている部分だ。外側は発色が鮮やかで映像の表示品質に優れ、内側は反射が少なく文字入力を快適にこなせる。これは、液晶1枚では実現不可能であり、これこそTAICHI最大の魅力だ。
タッチ対応は天板側のみデジタイザーにも対応
タッチパネルは、天板側の液晶にのみ搭載。10点マルチタッチに加え、256段階の筆圧検知で、細かな文字の手書きや写真のレタッチなども快適だ。
性能面もウルトラブックではトップクラスで、コアi7の優れた処理能力と高速SSD搭載によって快適に作業が行なえる。また、高負荷動作時の動作音の静かさも、ポイントが高い。
ただ、せっかくの2画面ながら、内側はタッチパネル非搭載。薄さや重量、コストとの兼ね合いと思われるが、やや残念だ。また、重量バランスの悪さからか、液晶を開いた状態で重量がやや重く感じるのも気になった。
それでも、2画面液晶の使い勝手は大きな魅力。仕様こそ奇抜だが、実用性に優れる製品としてオススメだ。
SPEC
CPU Core i7-3517U(1.9GHz)
メモリー 4GB
ストレージ 256GB SSD
液晶ディスプレー 11.6インチ(1920×1080ドット)×2※3
グラフィックス Intel HD Graphics 4000
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
インターフェース mini-VGA×1、マイクロHDMI×1、USB3.0×2など
バッテリー駆動時間 約5.2時間
OS Windows8(64ビット)
サイズ/重量 306.6(W)×199.3(D)×17.4(H)mm/約1.25kg
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