11月2日に発売された、au(KDDI)の4G LTEルーター『Wi-Fi WALKER LTE』をさっそくテストしました。iPhone 5と同じ下り75Mbps、しかしiPhone 5とは異なる800MHz帯のLTEに対応した新製品です! 法人向けですが、個人でもauのショップでお取り寄せできます。
Wi-Fi WALKER LTE
(ファーウェイ製)
実機の通信速度も気になりますが、もうひとつ気になるのは対応エリア。auの4G LTEエリアは、Android端末やルーターなどでおもに使う800MHz帯と、iPhone 5やiPadで使う2GHz帯、両方を足したものなんです。どのエリアでどちらの周波数帯が使用できるか、詳細な情報は公開されいません。iPhone 5のLTEが使える場所でも、Wi-Fi WALKER LTEではLTEで通信できない場合もあるかもしれない……というわけです。
テストは、週刊アスキー編集部がある東京千代田区・飯田橋で行ないました。
まず、編集部のあるビル12Fで電源を入れてみましたが、ここではLTEは入りませんでした。iPhone 5のLTEは入ります。
そこでビルの外に出て計測。すると、iPhone 5のLTEよりは電波が弱いですが、きちんとLTEをつかみました!
通信速度の計測結果
iPhone 5+Wi-Fi WALKER LTE | 下り12.5Mbps |
iPhone 5(LTE) | 下り15.5Mbps |
BlackBerry Bold 9900+Wi-Fi WALKER LTE | 下り3.6Mbps |
BlackBerry Bold 9900(3G) | 下り0.4Mbps |
【テスト環境】iPhone 5:アプリ『RBB TODAY SPEED TEST』を使用。BlackBerry:ウェブサイト『BNRスピードテスト 画像読込み版』を使用。いずれも3回計測した平均値。
iPhone 5の2GHz LTEと比較したところ、iPhone 5はアンテナが5本立っているのに対して、Wi-Fi WALKER LTEは2~3本。通信速度も3Mbps遅い結果となりました。それでも平均12.5Mbps、最高で12.9Mbpsですから、じゅうぶんに速いんですけどね!
LTE非対応のBlackBerry Bold 9900を接続すると、平均3.6Mbps。遅く見えるかもしれませんが、ドコモの3Gの約9倍もスピードアップしたんです! 週アスPLUSの表示も、Twitterのタイムラインの読み込みも、いつものような引っかかる感じがなく超スムーズでした。
LTEエリア外では、下り最大9.2Mbpsの3Gでも利用できます。高速ルーターをお探しの方は、選択肢のひとつにいかがでしょうか。
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