アメリカ版発売から早3年。待ちに待った『フィニアスとファーブ サウンドトラック』が先月日本でも発売! 熟聴していたらいつの間にか11月になっていました。それほど魅力的サントラなのです。その内容をお届けします! あれ? ペリーどこだ?
(C)2012 Walt Disney Records (C)Disney |
『フィニアスとファーブ』ってなに? という方のために説明しますと、ディズニーチャンネルで放送中のオリジナルアニメ。主人公のフィニアスとファーブの2人が夏休みを使って発明をし、毎日を楽しむ! という内容。
それを軸にしながら、ペットのカモノハシペリーがシークレットエージェントのエージェントPとして、ドゥーフェンシュマーツ博士の悪巧みを阻止する話。そして姉のキャンディスが弟たちの発明を母親に告げ口しようと奮闘する様子が絡み、ジェットコースター並みの速さで物語が展開するんです。1話10分程度という短さも相まって、そのスピード感と話の入り組みかたの巧みさに、子どもも大人も夢中になってしまうというわけ。
また物語自体の魅力とともに、音楽が秀逸なことでも『フィニアスとファーブ』はとても有名。プロデューサーのダン・ポヴェンマイア氏とジェフ・“スワンピー”・マーシュ氏がほぼすべての楽曲に関わることで、より物語を盛り上げ、音楽がなくてはならない存在になっているんです。そんな重要な役割を担っている音楽たちが集まったのが『フィニアスとファーブ サウンドトラック』なのです。
中身を見てみると全29曲収録されています。そのほとんどがアニメの挿入歌のためテンポよく1分程度の曲ばかり。そのなかに物語がギュッと詰まっていて、ず~っと聴ける傑作ぞろい。しかも、個人的にはやはりスパイ映画の匂りが漂う『PERRY THE PLATYPUS THEME』(カモノハシペリー)や、パンキッシュな『TODAY IS GONNA BE A GREAT DAY』(今日はきっと最高になるよ!)、涙を誘いながら、歌詞をよーく聞くとかなりがおもしろい『WHEN WE DIDN'T GET ALONG』(懐かしき宿敵との日々)に……、あげるときりないです。しかも楽曲のなかにレゲエ、ダブ、テクノ、80’ポップ、ビッグバンドなどのジャンルがわかりやすく表現されているので、映像といっしょに音楽の知識を増やすのにもいいですよ。
今回はアニメのシーズン1の楽曲のみの収録ですが、シーズン2やシーズン3にも『COME HOME PERRY』をはじめ最高の楽曲が揃っているので、ぜひCD化をお願いしたいです。また、マニアックな話ですが、ペリーが出動するときに流れる「PERRY~♪」や「ドゥビドゥビ ドゥーバ♪」などのジングルもクリスマスバージョンや、オルゴールふう、ゆったりふうといろいろあるし、エレベーターシーンでよく流れるフュージョン版『I'M LINDANA AND I WANNA HAVE FUN』(噂のリンダナ)も歌唱バージョンは今作に収録されていますが、次回は是非収録してほしい!
なお、11月21日にはDVD『フィニアスとファーブ/メリー・ペリー・クリスマス』もブルーレイ、DVDで発売予定。先月には傑作エピソードを収録した『フィニアスとファーブ/今日はこれで決まりだ』も発売中。ディズニーストアでもグッズが増えてきて嬉しい今日この頃。今年の冬はフィニアスとファーブで決まりだ! あ、いたのかペリー!
『フィニアスとファーブ サウンドトラック 』
●価格 2625円(税込)
●レーベル:Walt Disney Records
●販売元:エイベックス・マーケティング
『フィニアスとファーブ/メリー・ペリー・クリスマス ブルーレイ+DVDセット』
●価格 3990円(税込)
●11月21日発売
●販売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
『フィニアスとファーブ/今日はこれで決まりだ!ブルーレイ+DVDセット』
●価格 3990円(税込)
●発売中
●販売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
●関連サイト フィニアスとファーブ公式サイト
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