仕事でメイン業務を持ちつつ、成り行きで社内(部内)IT解決担当になっているという人は意外なほど多い。ほら、これを読んでるあなただって、そうかもしれない。「新しく導入したPCがうまく動かない」、「PCに接続した機器が突然動かなくなった」、場合によっては「Excelのあのマクロの使い方がわからない」まで……。
多くの企業にとって身近な問題といえる、スモールビジネスのITを手助けするサポートサービスについて、どこを選ぶべきかは悩みどころだ。サポート対象、サポート手段、対象規模、加入条件、標準サービス内容という5つの条件で色々比較してみると、どうやらNTT東日本の『オフィスまるごとサポート』がナンバー1なんじゃないか?というのが週刊アスキーの結論だ。
NTT東日本の『オフィスまるごとサービス』のサイト。 |
社内のIT機器の面倒を誰が見るのか?
2009年度の『経済センサス』によると、日本国内での従業員20名以下の企業は90.5%にもおよぶという。こうしたスモールビジネス(小規模事業者や個人事業者)にもITの波は確実に訪れている。
たとえば、不動産屋であれば、以前はFAXとビジネスホンがあれば事足りたが、昨今はインターネットで物件を探すユーザーが増え、メールなどで問い合わせが行なわれるのも普通だ。また、飲食や理美容店、旅館・ホテルなどでも、WebサイトやSNSを効率的に用いることで、来客増や売り上げアップを見込める。
さらにクラウドサービスの進展に伴い、従来高価だった会計システムや顧客管理などのビジネスアプリケーションがより安価に使えるようになってきた。クラウドサービスを積極的に導入することで、ビジネスを大きく伸ばしている企業は数多い。
しかし、PCやインターネットの利用が増え、重要度が増してくるのとともに、それらのサポートが大きな問題になってきた。そもそも20名以下の企業では、専任の情報システム管理者がいない場合が多い。社内の担当者がオフィス用電話の延長でPCやインターネットの面倒まで見ているのが普通だ。だが、PCが壊れたり、インターネットが使えなかったりすると、仕事にならない。もはや電話と同じビジネスツールになったPCやインターネットを、これからも社内担当者がひとりで面倒を見なければならないのだろうか?
まさに“情シス代わり”!オフィスまるごとサポートとは?
NTT東日本の『オフィスまるごとサポート』は、そんな社内担当者を支援する月額制のITサポートサービス。PC、ネットワーク、コピー/複合機などのトラブルに対し、電話、遠隔操作、訪問という3つのサポートを提供するものだ。専用ツールを用いることで、PCやルーター、複合機の設定やオフィスアプリケーションの操作案内や遠隔設定、資産管理や適切なセキュリティ設定まで可能になる。社内担当者の代わりにユーザーのITの運用を行なう、まさに“情シスサービス”と言えるわけだ。
PCやソフトウェア、ルーター、複合機などのIT機器を対象とするITレポートは、PC3台のプランで月額3780円(税込)から。ブロードバンドサービスに月4000円弱を追加するだけで、万全のサポートサービスが利用できるというのは、なんとも心強い。
実は、この数年同種のサービスはいくつも登場している。多くは、PCやインターネットの障害にメールサポートやオンサイト(訪問サポート)で対応するというもので、月額料金になっているのが特徴といえる。
また、アンチウイルスやWebフィルタリング、情報漏えい対策などのセキュリティを提供するほか、グループウェア、複合機との連携、資産管理などの機能も提供している。こうしたサービスの中で、『オフィスまるごとサポート』がいわゆる“サポート対応力”がナンバー1という理由はいくつかある。
『オフィスまるごとサポート』の3つのサポート体制 |
対応機器と充実サポート、価格設定などがNo.1
まず挙げたいのは、サポート対象機種の多彩さだ。オフィスまるごとサポートでは、PCだけではなく、ルーター、プリンター/複合機など、スモールビジネスで利用されているIT機器を網羅している。
また、サポート手段が複数用意されているのもありがたい。オフィスまるごとサポートでは、電話による問い合わせのほか、専用のリモートアクセスツールを用いたPCの“遠隔サポート”、エンジニアによる“訪問サポート”が利用できる。たとえば、プリンターやExcelの使い方が分からないといったトラブルの場合、電話や遠隔サポートだけで十分事足りる。一方で、PCが壊れたり、インターネットがまったく使えないといった場合は、実際にエンジニアに来てもらわないと、お手上げだ。その点、オフィスまるごとサポートはまさに臨機応変で、サポート手段を選べる。いざという時に、とても頼もしい。
さらに加入条件の敷居が低い点も指摘しておきたい。この種のサービスでは一般的に、会員サービスへ加入したり、専用ハードウェアをLAN内に設置する必要があったり、最低利用台数が決まっていたり、実はさまざまな利用条件がある。その点、オフィスまるごとサポートでは、対応ビジネスホンやPCのスペックなどはあるものの、基本はNTT東日本のフレッツ光(フレッツ 光ネクスト、Bフレッツ)に契約していることだけ(!)で利用できる。
なにより重要なのは、まさに20名以下の企業で必要なサービスのみを定額の料金体系でパッケージングしているという点。基本となるPCとインターネットがきちんと動作するようサポートしつつ、セキュリティや資産管理などをオプションとしているため、他社のサービスのように無駄がない。しかも、社員がPCを使っていて一番困るMS Officeやメールソフトのトラブルに対しては、きちんと標準対応してくれるのがありがたい。最低3台から契約できるので、個人事業者でも加入できる。
まるごとサポート | 一般的な同種サービス | |
---|---|---|
サポート対象機種 | ○ PC、ソフトウェア、ルーター、複合機 | ○ PC、ソフトウェア、ルーター、複合機 |
サポート手段 | ◎ 電話、遠隔操作、訪問 | ○ 電話、訪問のみ |
対象規模 | ◎ 3台のPCからOK | △ 最低5~10台がほとんど |
加入条件 | ○ フレッツ光であればOK | △ 会員サービス加入など |
ヘルプデスク | ◎ MS Officeやメールソフトの追加料金なしサポート | ○ 対応はするが、PCのみ、1回ごとに課金 |
PCやインターネットのトラブルに困っているユーザー、ITシステムの管理に頭を抱えている社内担当者、そしてMS OfficeなどのITツールを活用し、業務効率化をはかりたいIT担当は、注目しておきたいサービスだ。
■関連サイト
●オフィスまるごとサポート
●NTT東日本
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