海外でAmazonの電子ブック端末Kindleの新シリーズが登場しました。もちろん、オッペンハイマーは8.9インチの超高解像度モデル狙いなんですけどね、まだ来ねぇんですよ……。なので、致し方なくKindle Fire HD 7インチモデルを……と思ったら、コレはコレで非常に魅力的な端末だったんです。アキバでも2万5000円くらいで売られているようですな。
前Fireは電子ブック端末としてはまったく活用せず、カスタムROM入れたり、ICS化したりしてさんざん目に遭わせてやったわけですが、まぁ日本で出ないんだから仕方ないですよ。おそらくこのモデルは出るかもしれませんが、とりあえず海外版では日本のAmazonのサービスは使えない……ので、やることといえばやっぱアレしかありまへん。まぁ、まず外観を見ていきましょうかね。
Kindle FireとFire HD |
↑同じ7インチだけど1024×600ドットから1280×800ドットに解像度が上がっています。 |
ぱっと見大きいけど… |
↑面積は旧Kindle Fireのほうがコンパクトだけど薄く軽くなっており、むしろコンパクトになった印象。 |
背面 |
↑延べ棒のような前モデルに対し、iPad mini(そんなものはまだないが)のようなラウンドフォルム、ラインが入っており両端がスピーカーとなっております。 |
いいカンジ! |
↑解像度だけでなく、デュアルコアCPU、IPS液晶もパワーアップされており、旧Fireと比べ(ってもKindleとしてはほとんど使ってないが)サックサクなうえ表現力も段違い。まさにiPad 2→3世代のときのインパクトのちっちゃいバージョンですな。 |
Amazon独自OS搭載 |
↑ベースはAndroidですが、AmazonのオリジナルUIがかぶせてあります。Amazonのサービスと親和性が高いのはいうまでもなく、いろいろレコメンドしてくれます。 |
↑端末のアクセサリーも勧めてくるわ。 |
Facebookにログイン |
↑ソーシャルサービスにも対応。気に入った商品をすぐにシェアしたり、逆に知人からのレコメンドをすぐ買うことができるというわけです。 |
Facebookフォト |
↑ログインするとFacebookフォトも端末に同期されます。コレ、標準のAndrod端末よりも優れた連動だわ。超サックサク見られます。 |
日本語は? |
↑ブラウザーも独自のもので、非常に高速に動きます。日本語サイトを見てみましょう。出ました! 中華フォント……ってか、中華にもほどがあるほど今回は凄まじい。ビックリした。 |
rootとっちゃうよ |
↑まず、端末の上のほうタップすると出てくる設定項目から、USBケーブルによるADBアクセスをEnabileに、さらに非認証アプリのインストールを許可しましょう。メニューには日本語ないので頑張るしかありません。 |
コマンドプロンプトを起動 |
↑Android SDKをインストールした環境で、コマンドプロンプトから端末のrootを解放、必要なGoogleアプリをインストールしたりします。 |
マーケットが入った |
↑アイコンがハイレゾとローレゾ混ざって美しくないですけど、とりあえずrootの取得とマーケットアプリは入りました。Morelocale2は日本語ロケールを追加するのに必要です。 |
さらに必要なアプリをインストール |
↑Morelocaleはじめ、rootにアクセスできるファイラーなどをインストールします。日本語入力アプリも入れたいところですが……。 |
いろいろインスコだん |
↑ATOKほか日本語入力アプリは、入力方法の切り替えが出てこなくて使えませんでした。旧Fireのときは、なんとかなったのですが今回はまだわからない。まぁ時間が解決してくれるでしょう(他力本願)。 |
フォントはICSにおける手法と同じ方法で入れ替えました。Fireのときの記事を読んでね。
美しい日本語表記に |
↑先ほどと比較すると、同じ端末で見ているとは思えないほど美しい。 |
なかなかレチナです |
↑新しいiPadと比較しても、小さなフォントの美しさは負けてません。 |
Twitterもできるように |
↑なんか公式アプリは落ちちゃうんですが、jig twiが動きました。とても快適です。 |
いじょ。なんで今回、こんないーかげんかいうと、ちゃんと理由がありましてね。一生懸命Manuallyでrootとってたら、いつのまにAutomaticallyでやってくれるツールが出ていたんですよ。やんなっちゃうわもう……。
まぁ最低限の日本語化ですが、このAmazonのOSもなかなかステキなので、このままでもいいかもな……。ってか、日本で出るの? 出るんですよね? Amazonさん。ってか、アマゾンさん。そしたらコレ、もうカスタムROM入れるしかないじゃないの……。
●関連リンク
著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります